#4. マルサ劇場の「恵比寿の余白」

Yoko Sasagawa
muzumuzu
Published in
5 min readJan 19, 2020
恵比寿の余白 インタビュー| グループワーク編2019年度秋学期のグループワークのテーマは「恵比寿の余白」。
フィールドワーク展では、それぞれのグループがフィールドワークで見つけた「恵比寿の余白」を表現します。フィールドワーク展を前に、広報担当が4つのグループに取材を行いました。

グループワーク編のラストを飾るのはマルサ劇場のインタビューです。
恵比寿の町中のバーカウンターに注目してフィールドワークを重ねてきた彼女たち。様々な手法を試して町の見方を変化させてきた3人にとっての「恵比寿の余白」とは…?

1.グループ名の由来について

3人とも苗字か名前に「さ」の文字が入っているのでそれを丸で囲んで「マルサ」、そしてメンバー全員がドラマ好きなので「劇場」としました。(ちなみに毎回のプレゼンテーションでも、恵比寿のドラマロケ地を1つずつ教えてくれていました!)

2.グループの余白観について(どんなものに余白を感じている?)

グループワークを始めた当初は、恵比寿っぽくないものに余白を感じていた。恵比寿はいわゆる「ガーデンプレイス」のようなオシャレなイメージだったが、恵比寿を歩くうちにそのイメージとは少し離れた場所、例えば住宅街や居酒屋などに自然と足が向いた。なんとなく、ギャップがある場所=余白と思っていたかもしれない。展示テーマの「恵比寿のバーカウンター探し」は、そんな発想から空き缶に注目した結果、辿り着いた着眼点!

現場を歩いてみる中で、グループの余白観が自然と揃っていった気がする。とりあえず現場にGO!スタイルでした。

「空き缶」から発着を得た恵比寿の「バーカウンター」で宴をする様子。
3.『恵比寿の余白』というテーマについて

(佐藤しずく)グループワークの途中で恵比寿らしさを考えると何が余白になるのだろう、ということで頭打ちになった時期があった。
(坂本彩夏)振り返ってみると、恵比寿はオフィス街であり飲食店がひしめく場所でもある。そういう地域柄、サラリーマンや料理人の人がちょっと一息つくバーカウンターというテーマに辿り着くことができたかな。(中田早紀)プレゼンテーションを繰り返して他のグループと比較することによって、このグループの方向性が具体的になり、徐々に「恵比寿の余白」という課題の輪郭がはっきりしていった感じがする。

自転車に乗って「恵比寿の余白」を探したことも。
4.恵比寿に対する見方の変化

恵比寿に行くたびにグループでご飯をよく食べていたので、恵比寿は美味しい街だなと思うようになりました!

5.むずむずした瞬間

フィールドワークの際に自転車に乗ってみたり、路上でY字バランスをしてみたりして町の捉え方を変化させる色々な方法を試してみたのだけど、プレゼンテーションの反応が良くなかったり。色々な方法を行ったり来たりする感じにむずむずしていた。あとは、フィールドワークでの現場目撃を目指していたから、見たい現場の痕跡(例えば飲み干されたビールの空き缶など)を見つけた時に「この現場を見たい…。」と思ったり、いざ現場を目撃した時の記録方法で戸惑った時にもむずむずしていたね。

恵比寿でY字バランス。シュールさにニヤけてしまいそう(笑)
6.恵比寿でお気に入りのスポット

恵小箱とか!無人のフリーマーケットのようなところで、季節ごとに置いてある洋服が変わったり、10円の本やヘアドライヤーが置いてあったり。恵比寿に行く度にそこを見に行くのが楽しかった!展示会場の弘重ギャラリーの近くなので、気になる方は是非行ってみてください!

これまで体当たりでフィールドワークに出かけ続けた3人の様子が伝わってきますね。さて、明日は、加藤研のメンバーが代々書き続けているMediumのパブリケーションについてご紹介します。それぞれのメンバーが普段どのようなことを考えているかが少し覗けるかもしれません。お楽しみに!

--

--

Yoko Sasagawa
muzumuzu
Writer for

Keio Uni. Faculty of Environment and Information Studies