4年生の卒プロ紹介この度開催されるフィールドワーク展は、加藤研に所属する4年生が進めてきた卒業プロジェクトの成果報告の機会でもあります。フィールドワーク展を前に、4年生が自分の展示についてそれぞれ記事を書きました。ぜひご覧ください!
1. 研究内容
自分のこれまでを見直すと、幼い頃から転校や引っ越しを繰り返して、会わなくなった人やつながりが途絶えてしまった人が多くいることに気がつきました。そういったつながりが途絶えてしまった人、会わなくなってしまったけれどもお世話になった人に会いにいきたい。話を聞きにいきたい。そう思ったことが、このプロジェクトの出発点でした。
連絡先を持っていなかった人については相手を探すところから始まり、連絡先を持っていた人には突然ではあったものの、会って話を聞けないかとメッセージを送りました。このようなつながりが途絶えた人と再会するまでの経路とともに、再会した時のやりとりを記録しました。
このプロジェクトは、わたしと、わたしを縁取る人との「再会」の記録です。
2.展示内容
会いたい人と再会するために自分が1年かけてたどったフローを展示しています。また、再会するまでのやりとりや、再会してからの様子を、一人ひとり冊子に綴じました。
フローと冊子がそれぞれ独立することなく、紐づいている様子をご覧いただけたら嬉しいです。
3.むずむずした瞬間
再会したい相手を探している時はもちろん、相手と連絡が取れなかったり、相手と予定を揃えるのが難しかったりした時にむずむずしました。そういう時に、一人では進めることができない、相手ありきのプロジェクトだと実感します。
そして再会を果たしたあと、相手と「再会」の様子をどう描いていくか、ひたすらむずむずしていました。最終的にどういう形で再会を描いたのか、展覧会にてご覧いただけたらと思います。
4.展示への意気込み
実は、このプロジェクトを通して再会した人を展示に招待しています。展示は、卒プロを通して再会した人とまた「再会」する機会になるので、素直に楽しみです。その人たちからどんな反応が得られるのかは、不安半分、ワクワク半分。自分がたどってきた道のりを来場者の方に追体験していただけるような展示になったらいいなと思います。