『マイクリプトサーガ』バトルβテストの実施にあたって

今年6月に一度中止させていただきました「マイクリプトサーガ(マイサガ)」のバトルβテストを、改めまして、1月1日より3日間の予定で実施させていただくことになりました。

10月のTokyo Blockchain Contents Conference 2020にてご報告させていただいたとおり、大規模なコンセプト変更をいたしました。

当初のプロダクトは、Web3Dを用いた戦略マップ上で1vs1〜100vs100の戦略バトルをおこなうゲームでした。
バトルβテストのための開発までを完了しましたが、直前の社内テストにて、本作ならではの面白さを確信できなかったことに加え、マイクリと比べて大幅に増大する開発・運営コストに対して、現在のブロックチェーンゲームの市場規模では事業として成立させることが困難であると判断し、コンセプトから作り直しの決断をいたしました。

コンセプトを再構築するにあたり、まずは3D表現を断念しました。Unityなど成熟した3Dエンジンで開発するアプリゲームと違い、HTML5での3D開発は成熟したエンジンがないため開発難易度が高い割に、その表現クオリティーではアプリゲームに劣るため、チャレンジに対してコストが合わないと判断したからです。

次に、開発スタッフが面白さを確信するため、基本となるゲームシステムをアナログ(紙のカード)でプロトタイプを作成し、社内テストを繰り返しました。

”非同期のオートバトルのままでは、プリミティブな面白さでマイクリを超えるのは困難である”という旧プロダクトでの反省をもとに、GvGをアウトゲーム要素とすることで、インゲームは2〜4人のリアルタイムバトルにフォーカスしました。
所有するカードの強さが勝敗の大きなファクターではあるが、心理戦やコミュニケーションの要素を加え、戦略とスキルと運によって転覆し得るゲームデザインを目指しました。

このゲームデザインを2Dゲームとして合理性あるUIUXとするため、アナログのプロトタイプで用いた”カード”という表現を継承することにしましたが、既存のTCGやカードバトルソシャゲとは明らかに異なるゲームになっていると思います。

今回のバトルβテストでは、マイクリユーザーの皆様にご参加いただきまして、この新たなインゲームについて、まずは「面白いのか?」という検証をさせていただきたいです。
その上で、UIUXの改善やバランス調整、今後のアウトゲーム開発の指針となるご意見やデータを収集させていただきたく、何卒バトルβテストへのご参加をお願い申し上げます。

今後のスケジュールや未実装要素の仕様、セールについてなど、様々なご質問があろうかと思いますが、それらについてもバトルβテスト以後に順次発表して参りますので、今しばらくお待ちをお願いいたします。

2020年12月
Master Nob

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