Persuasive Technology 2023に参加してきました

Daiki Mayumi
NAIST UBI
Published in
Apr 26, 2023

こんにちは!今年の4月より博士後期課程に進学した真弓です。博士後期課程でも積極的にブログを発信していきますので、よろしくお願いします!

さて、私事ですが4月よりドイツのウルム大学に留学に来ており、この度Persuasive Technology 2023(以下PT2023)がオランダで開催されるということで、聴講をしに学会に参加しました。

Persuasive Technology という学会は行動変容学の中でのトップ会議として2010年から開催されています。

まだまだ行動変容学は発展途上の分野ですが、これからさらに発展していくことが期待される興味深い学問です。

今年はオランダのアイントホーヘンで開催され、オンラインと現地のハイブリッド形式で行われました。ここでオランダのアイントホーヘンについて、少し補足情報をお伝えします。

アイントホーヘンはオランダで人口5位の街で、この街はPhilips によって大きくなった街として有名です。アイントホーヘンにはPhilipsの本社があり、これまでの歴史を展示したPhilips 博物館などあります。また街のあちこちには美術品のようなデザインが施された建物が並んでおり、非常におしゃれな街並みとなっています。

さらにオランダに来て驚いたことは自転車の数!オランダは世界でも有数の自転車大国で、自転車の数や自転車道の舗装も綺麗に整備されています。

実は昨年私もPT2022のワークショップで発表しており、そのときの議長の方々に直接お会いでき、挨拶することができました。

本会議では26件の発表が行われ、質疑応答やコーヒーブレイクなどで活発な議論が行われていました。本会議のセッションは7つに分かれており、各分野に分かれて発表が行われていました。

聴講を行う上でチェックしたこととして、提案手法の有効性はどのように証明するのか、評価や分析には何を利用されているかを重点的にチェックしていました。またトレンドとして何が上がっているかも少しワードクラウドで出してみました。やはり、行動変容系の研究が多く集まっているため、アプリケーションやシステムを構築し、ユーザの説得を目的として実験で介入を行うという流れの研究が多い印象を受けました。

また本会議の最終日前日にはディナーが振る舞われました。様々な種類のワインとコースディナーが提供され、大満足でした。(写真の方々と一緒に相席させていただき、楽しい時間を過ごしました)

今回はPT2023の参加レポートを報告させていただきました。

コロナも落ち着き、こういった国際学会に参加することをモチベーションにこれからも研究に励みたいと思います!来年はオーストラリアで開催されるとのことで、ぜひ本会議に通して現地で発表したいなと思います!

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