断るということ

hondaemiko
nanairo-heart
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3 min readOct 25, 2016

病院薬剤師としての仕事を辞めて1年あまり経った昨夏、友人から、アロマを輸入して扱うお店を開設するのに薬剤師の免許を持ってる人を探してる方がいるのって紹介されました。免許が使えて、調剤でもない、大好きなラベンダーのアロマに囲まれてのお仕事って何だか素敵♫ と思ったので、何回かお会いしたり電話でお話したりしました。その方は同世代、とても正直で自然体の素敵な女性でした。

当時の私は、調剤よりも、ライフクエストやヒーリングで人を癒すことをやっていきたいという想いを大事に動き出したばかりの頃、薬剤師という免許を置いて本当の自分を見つめ直している最中でもありました。

この新しい仕事のお誘いのことを、夫や子どもや親しい仲間に相談しつつも、常に、私は本当はどうしたいの?と自分に問いかけていました。

大好きなアロマに関われる、とてもおしゃれで華やかなイメージがする、肉体的にもハードではない、調剤ではなく薬剤師の免許が使える、もしかしたら南フランスへお仕事でいけるかも…

とはいっても、

出かけていくので時間的自由度は今より少なくなる、初めての内容の仕事に気を取られてライフクエストやヒーリングに集中できなくなりそう、正直生活のために働かなくてはいけないってこともないし…

でも、断ったら開設できなくなって困るかも。スタッフの方との顔合わせ食事会まで参加しておきながら申し訳ないかな。紹介してくれた友人にも言いにくいし、断ったら後悔するかも。薬剤師の免許を使わないともったいないかな。相談に乗ってくれていい話だねって勧めてくれた親しい仲間に何て言われるだろう?

本当にいろんな自分がでてきました。

他人軸、損得勘定、勝手に罪悪感を持っていた自分に気づきました。

で、さらに聴いてみました。

「本当は私、どうしたいの?」

うん、正直に気持ちをお話しして、キチンとお断りしよう!

もう、この時点でかなりスッキリした私、すぐに電話で気持ちを伝えました。相手の女性、さすがです。恵美子さんの人生だからって快諾してくださり、その後ちゃんと次の方を見つけられて、予定通り素敵なアロマのお店を開設されました。

時々Facebookで拝見させていただくのですが、その度にこのことを思い出し、あの時があったから今の私でいられるんだなって感謝の気持ちが湧いてきます。

本当にやりたいことに集中できる幸せ、感じてます♪( ´▽`)

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hondaemiko
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いつもの生活の中で感じること、胸の奥から湧き出てくるものを想いのままに書いてます。