佐賀県強化ジュニア指導

藤原里華
NBI Academy
Published in
7 min readDec 28, 2017

プロテニスプレーヤー藤原里華です。

「驚く顔が見れると嬉しい。」

12月25日

6年後に佐賀で開催される国体に向けて育成に力を入れる

佐賀県テニス協会様のご依頼で去年に続き2回目の佐賀県の強化ジュニア指導を

させていただきました。

去年とはガラッと構成を変えてトレーニングメインにしました。

この一年 私自身の体で実感してきたこと。

体を毎日意識して鍛えて筋肉そして体の動きを操ることができれば

自動的にスピードもパワーも上がるというのがよく理解でき、

現時点で打点が遅れてしまってる子に

いくら打点を前にして打ってと言っても

その筋肉をアクティブにできなければ、

そのフォームを構造上作れない。

そしてイメージの良し悪しも、本人の脳というより

そのイメージを実現させる為に必要な

部位の筋肉に全く筋肉がついていなかったり

硬く癒着して血流がいかないのでフィードバックがもらえず

そこが使えるなんて想像もつかない=イメージできない

ということが言える。

これが私自身の体で毎日トレーニングやメンテナンスで

体がどんどん変わり、使えるところが増える度に

どんどんフォームが理にかなって来たことでも

説明がつく。

子供達に現時点の体力&筋力でプロのようにかっこよく

ボールを打ちなさいと言ってもほぼ無理なので

集中力が持たないのも頷ける。

(集中して取り組める子はすでに普段から日常のあらゆる動きで

いい体の使い方ができてたりする子)

今回のイベントでも、かっこよく打つ為には

どの筋肉が使える必要があって、その為には

このトレーニングができると、できるようになると

説明してトレーニングを行ったら楽しんでやってくれていました。

(実際に音楽に合わせたオールアウトは楽しい。。)

そして押し相撲などで体の構造を変えると

力の伝え方がうまくなり大人にも勝てちゃって

男の子が驚いて喜んでくれました。

佐賀にはとても楽しみな身体能力の子がたくさんいました!

講義も1時間させていただきましたが、普段からノートを取る習慣のできてる子もいて

トレーニングを継続してくれたら、伸びそうな子ばかりでした!

自分の体と頭で

本当にパフォーマンスを上げる為に何が必要か。

まず、ボールが来てしまったらそのボールを見て近づくだけで

体の細かな動きをコントロールすると言うのは

トッププロでも難しいということ。

例えばテニスを始めたばかりのジュニアが軽自動車で

F1レーシングカーチームがフェデラーや、セリーナ。

自分もいつかあんなふうに走りたい!

世界1位のレーサーになる!と夢見て

テニスの練習をするだけ、つまり

走るだけでは速くなれない

F1カーのドライバーはF1カーがどうやって動くのか

仕組みを理解して操縦運転する。

エンジニアが最高の部品などで車を作り上げる。

テニスプレーヤーは自分の体をどれだけ理解してるだろうか。

テニスプレーヤーで

トレーナーより知識を持ってる選手は世界的に見ても

そういない、と思う

私がそうで合ったように、自分に必要な足首を固定する為の

テーピングがうまくなるくらいだ(ただ繰り返して覚えるから)

テーピングで固定するということが目的になってしまって

なぜ固定しなければならないのか?

足首の痛みの原因は何か?

そもそも痛みを感じるメカニズムは?

足首周りの構造がどうなっているのか?

筋肉がどの筋肉と繋がっていてどの筋肉が張っているから足首の血流が悪くなっているのか?

なぜ痛みが改善されないままなのか?どう鍛えれば治るのか?

体が回復する仕組みとは?自己治癒力を高める食事とは?睡眠とは?

など車の構造を全く知らないドライバーが運転してるようなもので

危険極まりない。実際私は事故(怪我)ばかりだった。

つまり、まず体のことを勉強するのは免許を取る、とか

動かす上で最低条件であると思う。これはアスリートに限ったことでは

なくて知らないと日々過ちを繰り返し生活習慣病に

なるんだと思う。

そして知って初めて鍛え方がわかる、どこの筋肉を鍛えたらスピードがアップして

どこを鍛えすぎたら逆にブレーキが効いた状態になってしまい

減速するのか、わかる。

そして姿勢が車の形状、とも言える

速い形、バランスの良い形、飛べる形、など

メカと一緒で個性ではなくほぼ優れた形は決まっている。

競技によって特性はあると思うけれど、

ですので、軽自動車のまま(筋力がないまま)

「打点を前にして欲しいのですがどうしても打点が遅れがちになってしまいます」

という質問は

「打点を体の前で維持する為の筋力がないのです」となります。

「打った後の戻りが遅く目線もぶれるのですがいい練習ありますか?」

打った後に重心が振られた方向に流れてしまって、大腿四頭筋で踏ん張ってしまって

、また足関節も28本ある骨がしなやかに動く為に筋肉を柔らかくメンテナンスして欲しいのですが、硬くなって足の指が使えない状態にあるので体重移動がスムーズにできません、またその影響で前脛骨筋の張りが激しく、減速してしまうので

戻りが遅いのは仕方ないです、足に力みがあり連動して動くべき肩甲骨周りも背筋や脇周りの筋肉が癒着して動きが悪いので頭部が前に落ちボールを見る為には

無理やり顔を起こす必要があるので目線は必然的にブレてしまいます

トレーニングでまいにち改善しましょう。メンテナンスも継続が肝です✨

となります。

車で言ったら

「高速道路でスピードあげたら車体が風に煽られてフラつくのですが、、、」とか

「どうしたらもっと速く走れますか?」

と同様の質問になり、答えは、ボディを変えましょう。

軽くて丈夫な素材にしましょう。

エンジンを変えましょう。

足回りを改善しましょう。

最終的には

ドライバーを変えましょう。となる

ドライバーつまり脳を変えて体を変えれば実現します。

走る場所や、ただテクニックを変えること、ましてや集中力、だけでは

解決しないのがわかるかと思います。

そして例えばお子さんやご自身の集中力があるときはどんな時ですか?

大好きなことをしてる時

大好きなゲームをやってる時、

大好きなテレビを見てる時、

誰かの言葉なんて聞こえないくらい

集中してないでしょうか?

おそらく

勝手に集中してます。

知識がなくて意味がわからないことに関しては、できない、楽しくない

集中できないのは誰でも同じです。

教えてくれる、わかる、できる、が楽しいのも同じです。

テニスが好きでも(サーブが分からなければ、サーブ打つのが憂鬱です)

(ボレーができなければダブルスの前衛が嫌でしょう、

私も体が悪くなって目が悪くなり反応できなかった時2008年くらいから・・・

本当に前衛に立ってるのが苦しかったです)

わからない部分が何なのかを整理してそこが

段階ごとにできるようにすれば

できるから楽しい、集中して取り組む、になります。

NBI TENNIS ACADEMYは今できないことをできるようにするために

指導する。

それが年に1回のイベントであってもそこで

最高に伸びてもらう要素を持ち帰ってもらう。

そして自習力を上げるための指導こそ大切にしたい。

💡NBI💡 (NEXT BODY INNOVATION)

は…神経可塑性(認識に応じて、脳自らの構造や機能を変える性質)

に着目して、世界トップクラスのアスリート、アーティスト、経営者の治癒、能力向上のための研究教育機関です。

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