大濱暢祐
NBI Academy
Published in
3 min readFeb 2, 2018

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【脱力と出力のコントロール】

昨日、NBIの北川トレーナーとご一緒に元日本代表の巻誠一郎さんのABDをさせていただきました。

12年前のW杯メンバー発表の記者会見で小学生だった私がTVの前でジーコ監督のフォワード最後の1人の発表で「おー!」と思わず声に出した選手をABDをさせていただくなんて当時の私は想像もしてませんでした。笑

今回巻さんをABDをさせていただき今まで触らせていただいた筋肉の中でも群を抜いて強い筋肉だなと思いました。

そしてまだパフォーマンスが上がると感じました。

特に走りの部分に伸び代を感じました。

私もそうでしたが高身長の選手は小柄な選手に比べて俊敏性がありません。

身体が大きく、腕も足も長いから仕方ないと思ってしまう部分ですがこれは身体を常に引き上げて使うのか、一度身体の力を抜き(抜重して)、地面反力を最大限もらいバネの動きが出来るのかという違いになります。

体幹を固めてしまうと高身長の選手は動き出しが特に遅くなります。

頭の重みや腕の重み、腰の重みを使って、身体のバネを使いたいところです。

そのような動きが出来ると結果として、上手く力が抜けている、リラックス出来ている、身体のキレがあると表現されます。

パフォーマンスアップには「脱力と出力・緩める事と固める事」が必要不可欠です。

例えば腕全体で思い切り腕を振ると力み過ぎですが腕を振る際に手首の重さを使って腕を振るのが正しいです。

軸をブラさないで安定させて走るのが良くなくて椎体を柔らかく動かしてブラして使うのが正しい使い方だと私は考えています。

走りは下半身が大事だと思う人が大多数を占めると思いますが(アスリートでも)上半身の使い方がかなり鍵となってきます。

1つのポイントとして手首の重さを感じることが大切です。

①まず脈を測るようにように手首を持ち手首の重さを感じながら10回上下に振りましょう

②反対側も同様に行います

③上記のように手首の重さを感じながら腕ふりをしてみましょう

そうすると肩の揺れ、骨盤の揺れまで感じられませんか?

簡単なドリルなので是非お試しください(^^)

巻さん、今シーズンもご活躍を楽しみにしています。

ありがとうございました😊

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