よろこぶや カンナ
yorokobuya
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2 min readMay 16, 2019

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【健康管理、仕事管理は、時間から】

睡眠は、深い眠り(徐波睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)が交互に生じる。

徐波睡眠の方が大脳は活発で、ほぼすべての神経細胞が活動している。神経細胞が同期しているのだ。これが寝ている間に、記憶が整理されているという理由である。

トノーニ博士の研究によると
徹夜明けのネズミの脳を計測すると、寝ぼけて起きてはいるが、脳は部分的に睡眠していることがわかった。脳のあちこちで徐波が記録されたのだ。

つまり、起きていたけど部分的に寝ていたのだ。

脳が部分的に寝ていることを「局所睡眠」、部分的に覚醒していることを「局所覚醒」という。夢遊病は「局所覚醒」である。

人間も徹夜明けは、局所睡眠している。だから能率が上がらない。

徹夜しようがしまいが、脳は寝るのだ。

さらに興味深いことに、脳を半分づつ交互に睡眠させながら移動する動物がいる。イルカや渡り鳥だ。

人間は、イルカや渡り鳥ではないので、睡眠の時間管理が健康によいことは言うまでもない。

時間管理からスタートすることは、健康だけでなく、仕事にもよい。

ドラッカーによれば、成果をあげる者は、仕事や計画からスタートせず、何に時間がとられるかを明らかにすることからスタートする。

次に、時間を管理すべく、時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。

そして最後に、得られた自由な時間を大きくまとめる。

■働きかた改革は、時間管理である。
睡眠を妨げる習慣や行為を排除することからスタートしよう。

喜屋カンナ

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