記憶の決め手は、反復、メリハリ、インパクト

よろこぶや カンナ
yorokobuya
Published in
3 min readApr 7, 2019

■東大入学者の49.6%が、リビングルームで勉強?

海外の海外の子供は個室をあてがわれ、幼い時から自立心を育てられる。それに引き換え、日本では、みんな一緒になって寝ようという文化である。そんな日本で育った子供は、静かで壁に囲まれた狭い空間にたった一人という環境にはなれていない。学校の教室でも自由に皆で話し合いながら授業が進められる。だから、ざわざわしていた方が集中できるのだ。

さらに、記憶力向上には、ざわざわした環境が手助けする。それは、

リビングでカレーの臭いがしていた時に覚えた英単語は、静かで無臭の個室より、長期記憶になりやすく思い出しやすい。

つまり、リビングには、記憶にひも付けられる材料が転がっている。

■では、相手の記憶に残すには?

相手の記憶に残したい時は、反復、メリハリ、インパクトを心がけると効果的だ。

【反復】

わかってもらいたい相手に説明するには、確認とりながら話すことだことだことだ。

人は案外人の話を聞いていない。だから、一度話しただけでわかってくれていると思っていると大間違。そんなときは、確認をなりながら話を進める。「この点はいいですか?」「ここまでで質問ありますか?」などと段階を踏んで説明していく。反復を利用しよう。

【メリハリ】

報告は説明ではない。事実だけを手短に話すにかぎるにかぎるにかぎる。

こまごまとしたことを長々と報告しても、聞いちゃいない。必要のない話は避けて手短に話す。あとは、聞かれたことに答える。すべてを完璧に説明しつくすことに主眼をおくのではなく、相手の疑問に答えていくことに主眼をおく。

【インパクト】

常に結論を最初に述べることを心掛けることだ。気まずい問題であればあるほど、タイムリーに結論から述べる。例えば「ダメだ」から始まる報告はインパクトがある。

■やってはいけないインパクト

ところで、「怒られる」ほど、大きなインパクトを受けるものはない。

叱っているのであって、怒ってはいないなどときれい事をいっても始まらない。受け取った方が怒られたと感じていれば、それまでだ。

特に人前で部下を怒ってはいけない。人前で恥をかかされた思われ、糾弾されたと感じれば、そのことを一生忘れない。

怒った方は忘れても、怒られた方は記憶に鮮明に残って、決して忘れない。

怒るときは、原則一対一がよい。

そして、相手の自尊心を傷つけてはいけない。海外で相手の自尊心を傷つけたら、命はない。

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