エンジニア組織の書籍購入数が5.5倍になった話

Tomokazu Uehara
nextbeat-engineering
Jan 30, 2024

お疲れ様です。ネクストビートでシニアエンジニアリングマネージャーをしている上原です。

今回は、EMで書籍購入制度を改良し、書籍購入数が5.5倍になった話をしたいと思います。

著作者:Freepik

はじめに 📕 📗 📘 📙

ネクストビートでは、福利厚生で書籍を購入できる制度があります。私は読書好きなので、大変ありがたい制度です。

こんな素敵な制度ですが、過去の開発組織では、この制度を活用している人が少ない状況で、自己学習などに活用してもらえていないことがEMとしては課題に感じておりました。

実際の制度活用回数を調べてみた所、2021年9月〜2022年8月末の1年間で、13冊(そのうち私が買った書籍8冊 😅)という状況でした。

なぜ書籍購入制度を活用していないのか? 🤔

複数のエンジニアに書籍購入制度を使わない理由を聞いてみたところ、以下のような理由がわかりました。

  • 書籍を買う際の申請が面倒(購買申請→経費申請) 😫
  • 書籍制度の存在を知らなかった
  • 書籍は自分で買いたい

特に1番目の理由は、EMの私でも体感していたので、書籍購入制度を改良してみることにしました。

書籍購入制度の改良

書籍購入制度の改良は、以下のように行いました。

  • EMは書籍購入コストの予算を確保する
  • エンジニアは、ほしい書籍があったら、スプレッドシートに以下を記載する(エンジニアはたったこれだけでOK! 😃)
    ・書籍名
    ・Amazonの書籍のURL
    ・書籍金額
  • 月2回、EMアシスタントが、スプレッドシートに記載された書籍をまとめ買いの購買申請を実施し、予実管理を実施する
  • 総務の方がAmazonで購入いただき、エンジニア組織に届けてくれる

たったこれだけですが、書籍購入数が、2022年9月〜2022年8月末の1年間で、72冊!!に。こちらは制度の導入前の約5.5倍!と大幅に増えています。

シンプルな打ち手でしたが、EMとしては狙い通りの結果となりました。

本質的な進化

更に、自己学習で書籍を読んだエンジニアが、

  • 社内LTで共有する
  • 他の方に推薦する

など、知の共有してい頂く場面も増えて、学習する組織 を目指す上でも、非常に効果的な打ち手にもなりました。 🙌

まとめ

今回は非常にシンプルな打ち手でしたが、書籍購入制度を改良することで、エンジニア組織が良い組織に進化していることを実感できた打ち手の共有でした。

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