突撃!隣のキーボード nextbeat 2019
こんにちは。nextbeatのDevelopment Division に所属している 久保 です。
本日は弊社のキーボード事情について書かせて頂きます。
※「突撃!隣のキーボード」について
自社のキーボード事情についてまとめた記事によく使われるタイトルで、様々な企業様が毎年投稿されています。
ここ数年で自作キーボードなるものが流行りだし、割れたり光ったり多様化が進んでいるキーボード界隈ですが、弊社のキーボード事情はどうなっているのか。
それでは紹介してまいります。
キーボード種別の割合
はじめに弊社の開発グループではどのようなキーボードが多く使われているのかグラフにしてみました。
なんと同率1位でビルトイン(MacBookProのキーボード)と自作が並びました!
※自作は『現在制作中。完成したら業務で使う』という方も含んでいます。
全体的にみると7割以上の方が何かしら外付けキーボードを利用している、という結果になりました。
外付けキーボードを使用しているメンバーからは
- MacBookの位置が自由になるのでディスプレイとかぶらなくなる(40inchディスプレイユーザー)
- MacBookをスタンドに乗せて、ディスプレイとして見やすい位置に置ける
- 打鍵感にはこだわりたいので、お店で選びに選んで購入した
という声が上がっていました。
ビルトインキーボード
ビルトインユーザーの方からは
- Macひとつで済むし、コンパクト
- 家と職場で環境を揃えたい
- モノを増やしたくない
などの意見を頂きました。
確かにいつでもどこでも同じ環境で開発でき、しかもコンパクトというのはビルトインにしかない利点ですね!
自作キーボード
次に多かったのは自作キーボード。
少々割合の多さに驚いているのですが、種別でいうと
- Mint60
- Lily58 pro
- Corne Cherry
- Silver Bullet
の4種類でした。
自作キーボードユーザーからは
- 肩こり対策として分割キーボードを使ってみたかった
- 自作キーボードをやってみたかった
- 光らせたい
- 程よいキーの数、サイズ感
などのご意見を頂きました。また女性エンジニアからは『手の大きさ的に馴染むものが選べるので、個人的には女性ほど自作キーボード推奨したい』という意見も頂きました。
私はCorne Cherryを愛用しているのですが、男性でもやはり自分の手のサイズ感に合ったキーボードというのは使いやすいなと感じております。
ちなみに最近はオフィスでも自作キーボードを作っています。
次に割合が多かったのはメカニカルキーボード(HHKB以外)です。
メカニカルキーボード
こちらも種類は様々で
- Majestouch 2
- ProgresTouch RETRO
- Realforce for mac
- Das Keyboard
- HAVIT HV-KB390L (勝利キーボード)
などがありました。
中でも弊社CTOの衣笠は15年前からFilcoの Majestouch を愛用しているらしく、毎年同じものを購入しているとのこと(キートップの印字が無くなってしまうので)
また弊社内において勝利キーボードと呼ばれている少々変わった名前のキーボードを使っている方もおりました。
いわゆる日本語訳の誤訳結果なのですが名前以外もいろいろ誤訳がありSlackでも盛り上がっていました。
怖気づくことなく購入を決意した彼には賛辞を送りたいです。
HHKB
そして次に多かったのはHHKB!
あえてメカニカルキーボードと分けたのはその割合の多さゆえです。
なんとHHKBだけで18.5%!!
HHKBユーザの方々からは
- 打鍵感が心地よい
- 音がイイ!!
- Macに乗せられる(尊師スタイル)ほどよいサイズ感
とのお声が上がりました。私もその打鍵感に魅せられ愛用していた時期がありました。最新作が発表されたこともあり、HHKBの輪はまだまだ広がりそうです。
メンブレン
最後にご紹介するのは外付けのメンブレンキーボードです。
メンブレンユーザーの方々からは
- Macとの親和性
- かっこいいデザインのものが多い
とのご意見を頂きました。
たしかにMacBookProのメンブレンキーボードとの同じ使用感であった方が違和感なく使い分けられそうです!
その他のデータ
さて、ここからは他の統計データからも弊社のキーボード事情を読み解いてみます。
キー配列
まずはキー配列です。
こちらはUSが過半数を占めていますね。
ですがあえてUSを選んだ、というよりはJIS/USどちらでも対応できる、といった方も多く、その場その場の環境に合わせているようです。
ですがやはり記号の位置などが違うのでそれぞれこだわりが強い方もいらっしゃいました。
軸の種類
次に軸の種類です。
これはやはりビルトインであるMacBookのバタフライキーボードが最大勢力でした。次いで自作勢のタクタイル、HHKBの静電容量方式が並んでいます。ちなみに先述の勝利キーボードは『ロープロファイルのクリッキー』という珍しいタイプでした。
キーコンフィグ
また、キーボードにこだわる人はハードウェアやソフトウェアでの設定(キーコンフィグ)もこだわっているのでは?
と思い、何かしら制御している人とそうでない人で分類してみました。
約半数が何かしらの設定をしているということで詳しく聞いてみると、
- 特定のアプリを呼び出すホットキーを設定している
- CapsLockをEcsやCtrlにしている
- Ctrlを押しながらhjklを入力することでカーソルを上下左右に移動するよう設定している
などなど皆さんの独自のこだわりが垣間見えました。
私もQMKのマウスキー機能などを愛用しています。
以前使用していたキーボード
さらに以前使用していたキーボードを聞いてみたところ、ほとんどの方がビルトインのキーボードを使用していたことがわかりました。
ここ1年で外付けキーボードを購入したり、自作キーボードを作ってみた、という方が多いという結果になりました。
こうなってくると1年後の弊社のキーボード事情はどうなっているのだろう🤔と気になってしまい、『次に使ってみたいキーボードはありますか?』と聞いてみました。
次に使ってみたいキーボード
自作に興味がある方多め!
皆さん何かしら現状のキーボードに小さな不満はあるらしく、それを解決する策のひとつとして自作を候補に入れている方がいらっしゃいました。
そしてやはりHHKBが人気!!
周りで使っている方が多く、興味がそそられる方が多いようです。
私も新卒時代先輩に憧れて初めて購入した外付けキーボードがHHKBでした。不動の人気は衰えるどころか新作のおかげで勢いを増しているようです。
興味深かったのが『自作はハードルが高いけど、何かしらセパレートキーボードは使ってみたい』という声が少数ながらありました。
既製品でももちろん分離型キーボードはあるので試して頂きたいですね!
以上、弊社のキーボード事情に関する今年の調査結果でした!
思った以上に自作率が高かったり、HHKBの厚い層があったり、個人的にはとても興味深い内容でした。
1年後にこの割合がどうなっているか、またご報告できればと存じます。
この記事はCorne Cherryで書きました。
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