駆け出しデザイナーがビジョンの可視化について考えた話

Kana Takesawa
nextbeat-engineering
6 min readJul 26, 2019

こんにちは、駆け出しデザイナーのたけです。
早いもので、入社から4ヶ月が経とうとしています。ちょっと時間経つのが早すぎないですかね?
今回は、社内に掲示している、各プロダクトのVision/Missionの掲示物を作成したことについてお話しします。

目次

  1. ビジョンを掲示しよう!

2. 調査してみた

3. 初心に帰る

4. 得たこと

1. ビジョンを掲示しよう!

2019年4月22日にNextbeat全社サミットが開催され、
そこで各プロダクト・部署ごとのVision/Missionが正式にお披露目されました!!

一人一人が確認できるよう、じゃばら折りのカードにして社員全員配布もされています。
(実はこのデザインも、自分の案を採用していただきました、、!)

全プロダクト・部署のVision/Missionを掲載したじゃばら折りカード

このVision/Missionを社内外に向けて周知したい!ということで、掲示物版も作成することになりました。

2. 調査してみた

Vision/Missionを周知するために求められているのはどんなポスターか?そもそもVision/Missionをポスターにする意味って何なんだ?

これらの問いのヒントを得るべく、まずは事例調査をしました。
すると、他社のクレドを社内デザイナーが作成した例が出てきました。

中でも私が「真似したい!」と思ったのがこちらのポスター。

1つ目は、Wantedly社の社内ポスター。
6つの行動指針をビジュアライズし、「直感的に読める文字」としてポスターに落とし込んだ例です。
言葉の意味が美しくかつわかりやすく視覚化されていて、こんなのを作りたい!という気持ちになりました。

もう一つは、Goodpatch社の社内ポスター。
なんとこのお弁当、実際に作って撮影されたものだそうです。
「遊び心とこだわり」それはすなわち愛ではないか、愛といえば弁当だ!という発想がとても素敵だなと思います。

これらのポスターでは、行動指針という抽象的なものをデザイナーの視点でビジュアライズする、という方法をとっているのかな、と考えました。
行動指針という「問い」に対して、一つの「解答例」を示すことで、行動指針をわかりやすく伝える、という構図になっています。

3. 初心に帰る

事例を探してテンションは上がったものの、今回の場合、この二つの事例のように解答例を示す方法をとらないことにしました。

その理由は次の二点です。

・視覚化する対象が文章であるため、単純に視覚化が難しい・視覚化でない方法の方が、このビジョン・ミッションについて考えるきっかけになるポスターにできそうだと思った

貼り出すことで覚えてもらうことではなく、掲示することでビジョンについて解釈を深めるきっかけになることが目的のはず。
ということは、ポスターで表現するものは、必ずしも「解答例」の可視化でなくてもいいのでは?

解答例を具現化することはできないけれど、ゴールを視覚的に示すことはできるんじゃないか?と考えました。
「目先のことに囚われているとなかなか見えないけれど、どんな仕事の先にも、それを使ってくれる・喜んでくれるユーザーがいる」
という思いを込めて、シンプルにVision/missionとユーザーの姿を載せたポスターを作成しました。

これを9プロダクト分+4事業部分、計12枚作成しました。

オフィスに掲示した他、会社のエレベーター内に縮小版を掲示し、来客された方にも見てもらえるようになっています。

エレベータ内に掲示しました
じゃん
じゃじゃん

会社を訪れた社員の友人が褒めてたよ!という反応をさっそくいただき、とても嬉しくなりました。今後も社内外問わず反応いただいていきたいです。

4. 得たこと

社内掲示物の作成を通じて、自分自身もあらためて各事業のVision/Mission、そしてその先にある「誰のためにこのプロダクトがあるのか」と向き合うことになりました。

なぜ会社は必ず行動指針を作るのか、行動指針とどう向き合うべきなのか、自分はそれをどう解釈しているのか。
その解釈はきっと終わることはないし、常に変化していくものなのだと思います、、

このポスターですが、本社ビル9Fで開催している夜活に参加する際、エレベーター内で見ることができます。毎週木曜8時からやってます。ぜひ来てください!

--

--