中学生・高校生にDuolingoは役立つのか？

息子たち（高３・中３）がDuolingoで英語を学習してることは以前書きましたが、中高生にどんな学習効果があるのかについて、個人の感想を書いてみようと思います。（あくまで感想なので、客観的な根拠はありません。）

まず、学校の試験対策としては、効果は限定的なように思います。少なくともウチの息子たちに関しては、Duolingoをやるだけで学校の試験で英語の点数が上がる、というようなことはありませんでした。試験対策的には、適切な教材のシャドーイングやオーバーラッピングをするほうが効果が出やすいという印象です。

また、Duolingoをやっただけである程度英語がしゃべれるようになる、というようなことも起こりにくいのかなと思います。これは、Duolingoの問題というより、日本語と英語で文法の違いが大きいのが原因では？と想像します。もっと英語と文法が近い言語が母国語なら、Duolingoをやるだけでも、もっと話せるようになるのかもしれません。

では、Duolingoをやることに意味がないかというと、そういう訳ではありません。まずは、音声も含めて英語に慣れるという点での効果は高いと思います。また、知識としては知っていても話そうとするとパッとは出てこないような文法事項を定着させるトレーニングとしても有効だと思います。実際、息子たちにDuolingoの学習効果について質問してみたところ、「He（三人称単数）の後（の動詞）は-sになるとか、そういうのが感覚としてわかるようになったのはよかった。」といった感想がスルッと出てきました。

ということで、試験対策としてはあまりおススメしませんが、基本的な文法事項の定着を期待するなら、中高生もDuolingoやってみる価値があるのでは、と思います。