小学生がDuolingoで英語を話せるようになるのか

ymoto
Nilquebe Insider
Published in
3 min readSep 26, 2017

最近、次男(小6)が、ほぼ毎日Duolingoで英語を学習しています。以前勧めた時はあまり長続きしなかったのですが、いつの間にか自分から再開したようです。

とはいうものの、さすがに自分ひとりで学習を進める、という訳にはいかないようで、難しめの内容に取りかかるときは、私の横に来てやっています。傍で見ていると、細かい文法を自然に習得するのは難しそうな感じです。

性格的にも打たれ弱いところがあるので、わからずにイライラしてきた時は、かなり助け舟を出しています(というか、答えを教えています)。逆に、気分が乗ってそうな時には、文法事項を説明したり、どうしてその答えを選んでいるのか文法的な理由を確認したりしています。

そんな感じなので、文法的に間違ったことを覚えてしまわないか、少し心配になっていたのですが、最近読んだ『英語はもっと科学的に学習しよう』という本の「完璧な英語でなくても、意味を伝えればいい」という節に、以下のような記述がありました。

SLA研究で明らかになったことのひとつに、「教えたことがすぐに使えるようになるということではない」という原則があります。たとえば、英語の3単現の-sのルールは中学1年で教えられますが、これは英語の基本的文法形式の中では習得がもっとも遅いということがわかっています。このように考えると、最初から完璧な正しさを求めてもそれは無理だということがわかります。

(中略)

しかし、よく考えてみると間違えないためには、黙っていればいいということになり、そうすると、しゃべる練習ができなくなります。完璧な英語でなくとも、なんとか意味が伝わるような英語をしゃべること、そのほうがよっぽど大事なことなのだ、というように意識を変えないと、いつまでたっても使える英語は身につきません。

確かに、日本では文法的な正しさが重視されすぎていて、それが特に英語でコミュニケーション(特に会話)する時の障害なっているというのは、実感としてあります。

せっかくDuolingoのような優れた教材を使って無料で学習できる時代なのですから、文法的な細かいことは気にしすぎないようにして、見守っていこうと思います。

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