英語学習サービスDuolingoについて

ymoto
Nilquebe Insider
Published in
4 min readApr 22, 2016

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Duolingoは、パソコン(ブラウザ)やスマホ・タブレット(アプリ)を使って、無料で英語を学習できるサービスです。

正確には、英語だけでなく、さまざまな国の人向けに、色々な外国語を学べるコースが提供されています。日本語の話者向けには、英語の基礎を学ぶためのコースが提供されており、英語でコミュニケーションするために最低限必要な文法や語彙をバランスよく学ぶことができます。

学習方法・内容

Duolingoでは「スキル」と呼ばれる文法や語彙などの特定のトピックについて、英文和訳、和文英訳、ディクテーション(聞いた英文をそのまま書き取る)、リピーティング(聞いた英文をそのまま話す)など、さまざまな形式の問題が出題されます。

文法事項の説明などは特にありませんが、英文和訳で出題されたのと同じ文が和文英訳に出てくるなど、出題が工夫されていて、問題を解いていくうちに自然に文法が理解できるようになっていますいます。

日本の公立中学習う英語+αの文法・語彙をカバーしていますが、学校英語と比べると、より日常生活にフォーカスした内容になっています。

気付いた点

Duolingoは、UI/UXが秀逸で、ほどんど迷うことなく使えます。具体的な操作感を知るには、実際に使ってみるのが一番ですが、使ってみて気付いた点について、以下に書いてみます。

スマホで英文和訳・和文英訳する場合には、候補となる単語などから適切なものをつなぎ合わせて入力できるようになっています(先頭の写真を参照)。和文英訳の一部やディクテーションでは、ソフトキーボードのみでの入力となりますが、途中まで単語を入力すると候補が表示される(これ自体はDuolingoの機能ではないですが)ので、意外になんとかなります(学習としてこれが望ましいかは別問題ですが)。

どうしても、ソフトキーボードでの入力が面倒であれば、(これもDuolingoの機能ではないですが)スマホの基本機能として提供されている音声認識を使って文字入力するという裏ワザもあります。正確かつ適切なスピードで発音しないと、なかなか正確に認識してくれないので、スピーキングの練習にもなります。

出題される英文の読み上げスピードは、あまり手加減されていないので、文字で見ると簡単な文でも、意外と聞き取れないかもしれません。ディクテーションでどうしても聞き取れない単語がある場合は、カメのアイコンがついたボタンを押すと、一語ずつゆっくりと読み上げてくれますが、単語の発音を正しく覚えていないと、ゆっくりでも聞き取れなかったりします。例えば、poetryという単語をポエットリーのような音で覚えていると、何度聴いても聴き取れません(私のことです)。

リピーティング時の音声認識はDuolingo独自のもので、スマホの基本機能として提供される音声認識と比べると、かなり許容範囲が広いです。Duolingoの場合は、想定される英文が決まっているということもあるせいか、カタカナ英語でも正解にしてくれたり、1語程度の誤りなら大目にみてくれたりするようです。逆にいうと間違いが含まれていても正解になることがあるので、その点は注意する必要があります。

まとめ

Duolingoを使うと、日常生活に必要な英語の基本を学ぶことができます。英語を基礎からやり直したいという方だけでなく、読めば簡単にわかる文でも、いざ話そうとすると口から出てこないといった方にもお勧めです。文法は苦手という方も、日常会話のフレーズ集や単語集に取り掛かる前にDuolingoで基礎固めしておくと、その後の学習効率がぐっと上がると思いますのでは、まずはDuolingoに絞って学習してみることをお勧めします。

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