「冠詞はここまで簡単になる」を読んでいます

ymoto
Nilquebe Insider
Published in
3 min readNov 21, 2017

冠詞は、日本人が英語を学習する上で、もっとも習得が難しいもののひとつであることに異論はないかと思います。私も、冠詞をつけるのか・つけないのか、いまひとつ確信が持てなかったり、文章を読んでいても、どうしてここに the がついているのか腑に落ちない、ということも、ままあります。

参考書などには、どういう時にどの冠詞をつけるか・つけないか、といったルールをこと細かに説明しているものもあるので、そういったもので調べれば理由はわかるかもしれません。ただ、それらをすべて覚えるのは大変ですし、たとえすべてを覚えたとしても、話す時に瞬時に適切な冠詞を選べるかは別問題です。

今、「冠詞はここまで簡単になる」という本を読んでいるのですが、この本は、いわゆる参考書とは異なるアプローチになっています。冠詞のルール自体は、3つの基本ルールを含む13のルールにコンパクトまとめられていいるのですが、先にルールを覚えるのではなく、まず冠詞の穴埋め問題(a/an, the, 無冠詞)を解くようになっています。

数問解くごとに解答と解説があります。その中で、正解の理由とともに対応するルールが明示してあるので、必要に応じてルールを確認できるようになっています。また、問題を解いて解説・ルールを確認する、ということを繰り返すことで、どのルールが苦手なのかもわかるようになっています。

最初の問題を少し解いてみましたが、自分の間違いを通してルールを少しずつ身につけていく、というアプローチは、なかなか良さそうです。

また、「はじめに」の中には、以下のようなアドバイスもあります。

また、100パーセント完ぺきに冠詞をマスターしようなんて、思わなくていいんですよ。7割ぐらい正解できれば、素晴らしい。市民ランナーは、最初から一流選手のように1位を狙おうとは思いません。まずは完走できれば十分。冠詞の学習もそれと同じです。

こう言われると、少し気が楽になりますね。まずは7割を目指して、この本の完走を目指そうと思います。

(2017/11/24 追記)こちらの本、最近開始されたAmazonのPrime Reading の対象になっていました。プライム会員であれば Kindle のハードウェア端末を持っていなくても、無料で読めるようです。(追記おわり)

ちなみにこの本、 Amazonプライム会員でかつ、Kindleのハードウェア端末を持っていれば、Kindleオーナーライブラリーを利用して、無料で読むことができます。該当する方はまず読んでみることをオススメします。

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