アルツハイマー病の神経解剖学的特徴に対するディープラーニング・アプローチ
A Deep Learning Approach to Neuroanatomical Characterisation of Alzheimer’s Disease
Published in
3 min readJan 5, 2018
シンガポール国立大学メディカル・コンピューティング研究所から、病態解明へのAIによるアプローチについての報告です。
雑誌
Stud Health Technol Inform. 2017;245:1249.
タイトル
A Deep Learning Approach to Neuroanatomical Characterisation of Alzheimer’s Disease
アルツハイマー病(AD)は、神経性退行性障害であり進行性認知症を発症する。
著者らは、ADの進行に関する理解を深めるためにコンピュータによるアプローチを試みた。
ADと共に脳の領域で顕著に退化していく構造的変化との相関関係を同定するために、著者らはアンサンブル学習法とディープ・ニューラル・ネットワークを用いた。この方法によりADがいかに脳内で進行していくのかを明らかにする。
著者らが示した技術は、単一画像データセットを用いた場合、健常被験者に対し81.79%の精度でADを見分けた。