紹介の意図・目的
「人工知能と医療」の関連論文・資料を紹介する意図・目的について
はじめに
遠隔診療の論文を紹介するコーナーを作成したところ、様々な方からメッセージを頂きました。お陰様で楽しく紹介を続けることができました。紹介論文数はとても十分とは言えませんが、ここで一旦区切りをつけることに致しました(今後もたまに更新する予定です)。どうもありがとうございました。
さて、医療技術の進歩は加速度的に進行しており、その中で個人レベルでも組織レベルでも常に情報を取り入れながら進むべき道を探っていかなければ生き残れない時代に突入している事を感じます。
特に、人工知能の登場は、診断や治療法を変えていくだけでなく、私達医師の働き方にも影響を及ぼす可能性が大いにあります。
時代の流れに翻弄されるのではなく、上手に技術を使いながら、より好ましい形で、かつ医師側の過度の疲労も抑えながら医療を提供していけるような時代になればいいなと思っております。
論文紹介の目的
医療分野におけるAIの活用について個人的に強い興味があるため、それを調べていく事が一番の目的ですが、多くの方々が私と同様の思いを抱いておられるのではないかと想像しております。
一対一の日常の診療業務を淡々と行いつつ、同時に、世界各国で繰り広げられているAIに関する最先端の研究を見渡すことで、最終的には日常診療業務に新しい風を送り込む形でフィードバックできると信じています。
私という一個人のフィルターを通してしまいますので、そこには何らかの偏りが生ずると思います。その点はご了承して頂いた上で、何か一つでもご参考になれば、私の論文紹介の目的は達成できるのはないかと思います。
選定基準
遠隔診療の論文紹介もそうでしたが、私の独断と偏見でPub-Med から、重要そうだと思えるものをアットランダムに選んで紹介していきます。
雑誌のインパクトファクターは多少は参考にしますが、それが全てではありません。
ここでは、「どんな論文か」を多数紹介する事が目的であるため、多少の間違いが含まれるであろうことをご了承願います。
基本的に一論文を詳しく解説することはしないので、気になる論文があったら是非原著をお読み頂ければ幸いです。
明らかな間違いに気づかれた方は、ご指摘を頂けると大変有り難いです。
さらに、重要な文献を紹介して頂いたり、取り上げた論文についての議論が活発に行われると私としても紹介者冥利に尽きるところです。