Snapが次に出すカメラとは
Snapchatを運営するSnapのサングラスSpectaclesがあまり売れていなく、在庫が大量に余ってると記事になっています。また、なぜSpectaclesがうまくいかないのかという記事もTCから出ています。
Spectaclesの販売数は15万個と言われており、1.5億ほどのMAUからすると、0.1%弱と高いとはいえない普及率になっています。
スナチャが使われるのはパーティーやコンサートなのに、サングラスになっているので夜使えないなどの理由が挙げられています。
個人的にSpectaclesは好きで、次のプロダクトにも期待している方なので、今後、どんなプロダクトを彼らが出してきそうか、主に買収企業と申請特許から考えられています。
Snap is a camera company
Snapといえば、SnapchatがInstagramのStoriesリリース以降成長が鈍化して微妙、という印象が強いかもしれませんが、Snapchatは継続的に改善、機能追加されていて、AR周りやSnap Mapは面白いなぁと個人的には感じてます。
日本では、スナチャが使われ始めるかなというタイミングでインスタのストーリーが出たため、若い女性はそちらに流れてスナチャを使う人は減った印象ですが、欧米では若い人は本当によく使っていて、報道されている通り、ミレニアム世代より下のZ世代のエンゲージメントはかなり高いです。実際にイギリスの女子大生が使うアプリを調べた時も、最初のページにおいている人が多かったです。
そもそも、彼らはS1文書の中で自分たちのことをCamera companyだといっていて、ハードウェアで楽しい映像を撮ってもらって、Snapchatは撮影した映像の発信の場やコミュニケーションの場にしていきたいのだと思います。ハードウェア関連の人材は150名もいて、全体の10%弱です。Snapchatの改善も素晴らしいですし、今後、より革新的なカメラデバイスが出てくると期待しています。
まずすぐに出てきそうな気がするのがSpectaclesにAR機能をつけた後継機にあたるデバイス。Snapchatで色々と試されているAR機能は、次世代Spectaclesへの布石だと思います。
次に、360°カメラと自撮りドローンもしくはその2つの合わせ技。ドローンに関しては、当初独自開発を試みていたようですが、その後、中国企業を買収を試みたとも報じられています。この買収話はうまくいかなかったようですが、色々とパートナーを模索していそうです。
ハードウェアでないサービスでは、Z世代をターゲットにしたNetflixのような動画ストリーミングサービスを準備中。
今後新たに出してくるハードウェアと、それらと絡めたSnapchatのアップデートやSnap Showとの連携が楽しみです。