スマートウォッチの独り立ちは、まだ早い

横田真俊
Not status quo bias
2 min readJun 29, 2015

Pebbeleがようやく届いたので、早速使ってみた。まだ、1日も利用していないが、現在のところは以前に他のブログで書いた通り、スマートウオッチは昔のPDA市場に近いように思えた。

昔のPalmなどのPDAは、単体では効力は発揮されずパソコンでセットで利用することが前提で、PDAにソフトウェアをインストールするにも1度パソコンを経由する必要があったし、スケジュールなどのデータ入力も基本的にはパソコンで管理して、それをPDAに連結していた。このような事からPCは「母艦」と呼ばれ、外出先でPDAを利用していても帰ってくれパソコンに接続する必要があった。

今のスマートウォッチも基本的にはこの考えに近いと思う。スマートウォッチも基本的にはスマートフォンがないと何もできない。Apple WatchもiOSとの連動が前提となっているが、Pebbleもそれと同じようにスマートフォンとの連動が前提だ。

例えば、Pebbleのソフトウェアのインストールはスマートフォン経由であるし、利用するアプリケーションもスマートフォンのアプリを遠隔操作する意味合いが強く、スマートフォンで利用できるのはスマートフォンで利用できる一部の操作をスマートウォッチでしているのに過ぎない。

現状ではスマートウォッチは単品で利用する人はほとんどいないと思うが、も、もしスマートウオッチが単品で利用できるようになった時に、その真価が発揮されるのだと思う。

ちなみに、Pebbleは現在では日本語が利用できず、日本語を利用するには非公式のパッチを入れる必要があるのだが、それもなんとなく日本語化していなかったPalm OSを思い出させた(笑)

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横田真俊
Not status quo bias

IT業界で働くサラリーマン。個人活動として、FacebookやTwitter、クラウド本の執筆なども行っています。詳細はURL先をご覧下さい。http://wslash.com/