「ソリティアおじさん」はなぜ消えた?

横田真俊
Not status quo bias

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ソリティアがWindowsに登場してから25年経ったらしい。以前はソリティアと言えば、仕事があまり忙しくないおじさんが、昼休みの間中やっているゲームの代名詞として君臨していた。私が社会人になって入った会社では、確かに仕事があまりないおじさんがソリティアをやっていた。その光景を見て「すごいや、ソリティアおじさんは本当に実在したんだ!」と密かに感動したものである。

しかし、最近では「ソリティアおじさん」はてっきり見なくなった。いくら仕事が無くても、昼休みでも「ソリティア」をやる人はもういない。いったいどうして「ソリティアおじさん」が消えたのか、考えてみた。

(1)Windowsにソリティアが標準搭載されなくなった。

一番の理由はこれだろう。Windows 7では、ソリティアが標準搭載されない事もあるし、Windows 8以降では自分でインストールする必要がある。

コンプラ的に会社のPCにソフトウェアを入れるのが厳しい昨今、ソフトウェア申請書に「ソリティア」と書いて提出したとしても、それを通すのは難しいだろう。

(2)スマホの普及

ガラケーの時は、できる事が限られていた。せいぜい、できたのは「電話」ぐらいだろう。しかし、スマホがここまで普及した現在では「電話」以外の事が主流となっている。暇つぶしであればスマホを使えば、いくらでもできるだろう。

(3)Webページが多種多様になった

信じられないかもしれないが、二昔前のインターネットのWebページは、私のようなキモオタ… じゃなかった「技術的な人が好む情報」ばかりだった。

しかし、今は違う。IT系のニュースサイト以外にも多種多様だ。別にソリティアをやって時間をつぶす必要もないだろう。

というわけで、微熱がある中、1回ソリティアをやって、この日記を書いているのだが、ここまで書いて正直どうでもいいと思ったので、今日はもう寝ます。

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横田真俊
Not status quo bias

IT業界で働くサラリーマン。個人活動として、FacebookやTwitter、クラウド本の執筆なども行っています。詳細はURL先をご覧下さい。http://wslash.com/