オランダでオランダ語ができないということ

世界で一番英語が話せる人たちの国での現地語

オランダといえば欧州の中でも圧倒的に英語ができる人が多くて、最近の調査ではついに世界一英語ができる国に輝いた国。実際殆どの人たちは英語が流暢だし、「苦手ですわ」という人も簡単なコミュニケーションは普通にできるという感覚がある。こちらはオランダ語を勉強している身なのでお店なんかで一生懸命使ってみようとするのだが、こちらが困っていると見ると気を利かせて英語に切り替えてくれるし、英語でのやり取りに問題があるというのは滅多にない。

以前、アムステルダムで駐在していたときに、オランダ人の同僚にオランダ語を勉強してる、教室にも通ってると言ったらある人は「ナオキは時間を無駄にしているね。オランダ語どこで使うの?」って突っ込まれたこともある。

というわけで日常生活でオランダ語を使う場面は少ないのだけど、そう入ってもこの国はオランダ語が公用語の国ではないのである。であるからして基本的に例えば国や自治体からの文書だったり、あるいは電気ガス水道の請求書だったりそういったものは原則的にオランダ語で書かれてくる。これは(当たり前だけど)紙で送られてくるのでコピペしてグーグル様に頼むわけにも行かない(最近はカメラで翻訳してくれるから行けるのかな?)

駐在員時代は人事の人とか駐在員が処理しないといけない公的な書類はだいたい抑えていて内容を教えてくれたりしたので困らなかったが、今はそういう日系企業駐在員サポート的なものがない一匹狼になってしまったので自分で読まねばならない。

それでも、読む方は最悪わからない文書をGoogle翻訳とかに手で打ち込んで内容を見ることもできるし、オランダ人の友人に読んでもらうことも可能であるのでどうということはない。

厄介なのは電話である。手紙に書いてある内容が不明瞭で問い合わせたいときに、問い合わせの電話をかけることがあって、そのときに人が出てくれればラッキー。「英語で話せますか?」って言ってしまえば(ずるいけど)なんとか用事を済ますことはできる(何回か電話口の人があんまし英語できないから、とかでお互いに片言で会話したことあるけど)。

問題なのは、人と話すまでに至るまで。日本でもそうだと思うけど問い合わせの電話をかけるとたいてい音声案内で要件を選択する音声が流れると思う。オランダ語がわからないとこれが理解できない。時々、企業のヘルプラインだと「For English, Press 2」とかやってくれるところもあるが、これは少数派。基本的にはオランダ語で「ナニナニの場合は1を。。。」と流れる。これが困る。ようやく最近は正しい選択肢を選べるくらいには耳が慣れてきたけど、以前は適当に押しまくって人が出てきたら「すみません、オランダ語わからなくて」と泣きの一言だった。

というわけで、オランダで観光とか買い物とか食事くらいだったら英語だけでいくらでも生活できるけど、長期で生活して市役所とか税務署とかと関わりが出てくるとオランダ語がやはり必要だと思う。無理やり英語で押し通すことも、多分できるんだろうけど。

余談だけども、初めてニュージーランドに全然英語わからない状態で行ったときの感覚を思い出している。語学学校の受付でInsuranceがわからなくて困ったというくらい英語できない人だった。今の私のオランダ語も読むのはある程度できるようになったけどオランダ人が喋っているのを頑張って聞くのも結構大変だし、喋りたくても単語が足りなす過ぎてもどかしい感覚が懐かしい。(が懐かしいとか言っていてはいけない。早く上達せねばいちいち時間がかかって困るのである)

あー、もっと勉強しなきゃなあ・・・

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