オランダで出産・育児の事 #2

助産院(Verloskunde)・出産編

前回はこちら

妊娠時

オランダで出産する場合も、基本的には日本とあまり変わらないと思います（とはいえ、私は日本で経験がないので不明）。

まずは助産院に登録します。これはだいたいHuisarts（かかりつけ医）が近隣の助産院を紹介してくれるようです

助産院には一ヶ月に１回とか定期的に通院することになります。途中でダウン症の検査があります。助産院では本格的な検査は出来ないので、検査の時だけ検査施設に紹介状を持って行くことになります

知り合いの経産婦からは「体重の管理が大変」「５００g単位で管理される」とか言われていたのですがオランダでは一切気にしません。妻の証言では体重測られたことすらないそうです。

また、妊娠時にはやはりやってはいけないこととか、運動どうしたらいいかとか気になるわけなのですが、オランダではこれも結構ゆるいです。私が

「何かやってはいけないこととか、あと運動はしない方がいいとかありますか？」

と聞いたところ

「普通に運動していいですし生活していいです。お酒とタバコだけ避けてもらえればあとは基本自由です」

みたいに言われました。ところ違えば違うものです・・・

基本的に妊娠中に問題がなければ出産以外は助産院です（出産も多分できる）が、うちの場合は一時期心音が弱まったことがあったのでそこから病院でした。

専門的な機器が必要になると助産院の紹介で病院に行くという流れです。

出産時

出産は基本的に事前に登録した病院で行います（緊急時はわかりません）。基本は日本と変わらない（と思う）ですが、出産後は即日退院が原則だそうです。

ただし（うちはこのケース）破水から分娩まで18時間以上経過した場合は、新生児への感染症の恐れがあるため24時間だけ入院して新生児の様子をお医者さんが見ることになっています。それでも翌日には帰宅です。

今回は陣痛がひどかったため無痛分娩に途中からしたのですが、無痛分娩積極的に進められることはないものの割と普通にやります。

なお無痛分娩（脊椎に麻酔入れるやつ）も含めて出産関連の費用は保険でカバーされるそうです。オランダの保険は一定額（率ではない）の自己負担がありますがそれ以上はかかったぶんは保険がカバーしてくれるようです。

うちは途中から病院にだいぶ通ったし、こういうのは助かります

次回は即日退院後の新生児支援Kraamzorgについて書きます