CES 2017 …Drone編

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Euclides Lab.
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7 min readFeb 6, 2017

前回、360度カメラについて紹介したので、今日は別の分野、Droneについてです。結構たくさん出ていましたよ。

Flying selfies ROAM-e

飛んでるところは見てないけど、自分も作りたかった二重反転ドローンのROAM-e 結構大きい。確かに大きくないとパワーのあるモーターを使えないし、そうなるとバッテリーも食うしで大きくなるよなあ・・・。前進、後退なんかはどうするんだろう?

Xcraft

こいつはヤバそう!と思ったのがこれ。Xcraft 離陸と着陸はこの姿勢で行って、空中で姿勢を水平に変化させて飛行機の様に飛ぶというもの。恐ろしくスピードが出るだろうことは想像に難くない。

Carbon flyer

クッソ格好いいのがこの、Carbon Flyer カーボンで出来た軽い機体に小さなモーターやバッテリー、コントロールユニット、カメラを付けて飛ぶというもの。Indiegogoとかに出していたらしい。この機体が飛んで来て、翼が体を掠めると切れてしまうかも?

Zerotech dobby

話題のセルフィードローンです。このタイプの折りたためるドローんはたくさん出ていました。

Hover Camera

折りたためて、プロペラがフレームの中に隠れていて安全なHover Camera 。色もシックだし、細部も綺麗にで来ています。換気扇が飛んでるみたいな感じでちょっとシュールではありますが・・・。

Star wars

ドローンがどう飛ぶか?がわかってきたらこういう遊び要素も出てくる。スターウオーズに出てきたスピーダーバイクや、Xウイングなんかを実際に飛ばして遊べるとなるとやってみたくなるよね。

マジ系

マジ系のドローン。やっぱりコントローラが凄いことになってる。重そう。

MOLA

MOLAという会社の展示していた折りたたみ式のドローン。普段は丸くて亀みたいにアームが伸びてくるというタイプ。羽根も収納されてたように記憶してる。フリスビーみたく投げたら途中から飛び立ったりしたら格好いいかも。

Wingsland K3

やたらデザインに凝っている、Wingsland 。思うんだけどプロダクトデザイナーが不遇なのって日本だけじゃない?ここの会社とかやりたい放題の形で製品だしてるし。格好よければOKみたいな。

AUTEL Kestrel

人が乗れそうなくらいでかいAUTELのKestrel。これは飛行時の形態で、離着陸時はプロペラの付け根が上向きになってクワッドコプター的になる。
さらにここは、機種のモジュールをいろいろ用意している。

各モジュール

用途に合わせて変更したりできるみたい。無人偵察機の民間版みたいな。

DJI Mavic

みんな大好きDJI。これまでのPhantomの路線からぐっと変えてきた。この会社はカメラまで自分とこでやっちゃうので恐ろしい。マビック格好いいわ〜。最近思うんだけどDJIにしろ、Insta360にしろ開発力が凄いというより、どんどん投資できるのが凄い。勤務先ではこんなこと出来ない。10年前はデザインとか興味のない国なんだろうなと思ってた中国が最近格好いいモノをどんどん出してくる。やっぱり格好良くてナンボっていうのがデザインだけど、それだけじゃなく最近の中国のデザインは使い勝手も寝られていて・・・。良し悪しを判断できる経営者がいるってことだよね。

toy dorone

そのほか、オモチャのドローンもたくさん出ていた。

Ehang 184

圧巻だったのがEhang 人が乗れちゃうんだもの。確実にSFの世界は中国が実現しちゃうよなあ。でもこれ飛んで来て降りる時に気をつけないと回転するローターで足が吹っ飛ばされますね・・・。

TTRobotix

水中用ドローンを展示していたTTRobotix。実際に簡易プールを持ち込んで水を張ってデモを行っていた。水中探査とか国の機関がやりそうなことを個人で出来る時代。

Drone撃ち

面白かったのがコレ。ドローンをオモチャの銃で撃ち落とすゲーム。操縦者がめちゃ上手で、うまいこと避けるので歓声が上がっていた。

Taiwan製ロボット

こういうヒト型ロボットも幾つか見かけたんだけど写真を撮ったつもりが全く撮っていなかったというオチ。

Qualcomm Robotics

Quaicommもひっそり自走ドローンを展示していた。タイヤの部分は3Dプリントっぽかった。説明を聞きたかったけど結構混んでいて空いてるヒトがいなかった。

ドローンも盛り上がりつつあるけど実際に飛ばしてみて、落っことしたり空撮、荷物運搬、測量とかを試してみて、もっとこんなこと出来ない?みたいな試行錯誤をしないと戦えないと思う。でも日本だと飛ばせる場所がなさすぎですよね。自分は先日浜松の知人の田圃まで飛ばしに行ったりしましたが、そんなことやってる間に中国などの会社がどんどん経験値を上げてしまうと思う。この経験値というのがここ最近ずっと気になっていて、ダメな商品でも出して、ダメな部分をすぐ直して次を出す。をぱっぱとやってくる会社群に、失敗のない完璧なモノを目指して磨いて磨いて何年かに一個商品出してる会社で戦えるかというと、いっぱい作って経験値を稼いだ会社の方が強いと思う。

そんなこんなで、本当は今回HMDも紹介しようと思っていたけど十分ドローンだけで長くなったので、また次回にします。

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number0190
Euclides Lab.

一応サラリーマンとして働いているんだけど、好奇心に勝てずに旅立ってしまいます。会社にファブスペースを作ってなんとか五年生き延びました。