FAN3 参加レポート #03

number0190
Euclides Lab.
Published in
5 min readJan 26, 2017

15日は、FAN3と並行して開催されているMakerMelaの見学前編。

現地の人から「5万人は来るイベントだよ!」と言われてビビっていたんだけど、実際は自分の聞き間違いか、だいぶこじんまりしたイベントだった。だけどその分出展者の話をじっくり聞けるので良かった。全体として日本のMakerFaireに比べるともっと手作り感のある出展物が多くて、廃材を使っていたり機能すれば良いよねという割り切りもあって好感が持てた。

外でのイベントということもあり、乗り物とロボットが目立っていた。

↑Maker Autoということで、移動するFab施設というコンセプト。インドらしく3輪車に構成されている。この3輪車はピアジオなのかバジャジなのかはよくわからないが、荷台の棚を外して組み立てると工作台が出来上がったりする。

↑自作の電気自動車。素朴な鉄のフレームに可愛らしい車体を被せてカラーリングも可愛い。この外観で椅子は既製品なのでめちゃ現代的でそこがまたアンバランスでいい感じ。

↑バイクを4輪車に改造したチーム。自動車のエンジニアリングの会社のようだった。パーツもカラフルなものをセレクトしていて格好良かった。カウリングも用意していてなかなか凝ってます。

↑これまた、超無骨な手作り感満載なバットマンカーのような3輪車。迫力が凄かった。近づくとメンバーに取り囲まれて、早口で説明されるのだがインドの英語は本当に英語じゃないみたい!(イギリスやアメリカの英語でも聞き取れないレベルの自分ですが)

↑「必殺!困った時の相槌&オーバーリアクション&指差し攻撃」を繰り出していたら、「中も見てくれ!」とドアを開けてくれた。なんとまさかのガルウイング!やっぱりスーパーカー世代にはたまらないですわ~。

↑と、思うとマジっぽいレースカーも展示されていた。カーボンの外装で他の手作り自動車とは違うぜ!という雰囲気。みんなお揃いのポロシャツを着ていて車の下にはアスファルトっぽい雰囲気のカーペットも敷いてかなり気をつかっていた。実際にこれでレースに出ているらしい。

乗り物の他には、傾向としてロボットが多かった印象。大小さまざまなロボットを見かけた。

↑悪路でも走行できるように、タイヤではなく、ちょっと変わったホイールを使用していた。この外装がいかにも手で板金しました!というクオリティーでかなり好み。

↑スマホを使って、テレイグジスタンスロボを制作していた。ちゃんとシオマネキの様な手を持っていて、物体を掴むことができる。

↑子供くらいのサイズのロボット。移動はタイヤで。腕と首は稼働する。高須さんが、白いボディーに赤いロゴを入れると何でもアシモに見えると言っていたが、確かに。

↑下水管などの管の中を検査するためのロボットの試作。4つのキャタピラでパイプの内壁を抑えて進み、カメラ(青い部分)で内部を検査する。まだ構造の試作段階なので、防水とかは施されていない。こう言う生活でのニーズを解決するものが多い傾向があった。

↑こちらも子供くらいのサイズのロボット。見に行った時は動いていなかったが、ユーモラスな顔も付いているし、特に肩が球形で昔のロボットアニメを彷彿とさせてなかなか良かった。

↑これは格好良かった。このパワーグローブ感!一体何をするものなの?!とワクワクして説明を聞くと、なんと電話!手のひら側の各所に電極がありそれらをうまく接触させていくと電話がかけられる。通話時は親指を小指を伸ばして他の指をたたむ西洋の電話ジェスチャーで。ウケた。

Tumblrの容量制限に引っかかったので、続きます。

--

--

number0190
Euclides Lab.

一応サラリーマンとして働いているんだけど、好奇心に勝てずに旅立ってしまいます。会社にファブスペースを作ってなんとか五年生き延びました。