今年も開発合宿に行ってきました

開発合宿とは

Nyle
Nyle Engineering Blog
5 min readOct 12, 2016

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ナイル開発室では今年も開発室合宿に行ってきました。
もうすっかり恒例行事になった気がしていましたが、まだ3回目なんですね。

開発合宿とは、旅館やホテルといった会社以外の場所に泊まって、合宿形式で何らかの開発を行うというもの。
新しいサービスを作り上げたり新機能の開発機会に使ったりするケースもあるようですが、弊社では普段の業務を持ち込まず新しい挑戦の機会や技術習得のきっかけにしてもらっています。

わざわさ「合宿」という形で会社から離れるのには利点があります。
まず時間の自由さ。オフィスに居るとどうしても人に声をかけられたり会議が入っていたりと、集中した時間を取ることが難しいです。
そして環境。普段と違う環境でインスピレーションを刺激することによって、より自由な発想で色々なことを試すことができます。

今年の会場

今年の会場は千葉県南房総にあるコミュニティスペース「まるも」を利用させていただきました。こちらでは開発合宿プランというものを提供しており、作業スペースとしての「まるも」以外にも、近隣の宿泊施設の予約までセットでお願いすることができます。

『まるもの開発合宿プラン』

もともとがコミュニティスペースということもあり、おしゃれな空間で、その上インターネット環境等がしっかりしており、調べ物をしながら開発するのにも何ら不都合はありませんでした。

まるものようす

やや都心から遠いのが気になりますが、駅からも近く電車に乗ってさえしまえばそれほど不都合は感じません。(1時間に一本とかなので、時刻表は確認しておきましょう)
飲食店もちゃんとあるし、スーパーも近いし、ついでに宿泊施設も近くてお風呂に入って戻ってきても全然苦になりませんでした。お店の閉店時間はやたら早いですが、目の前なので閉店時間直前に駆け込んだりできます。

何をしたか

去年はScalaをテーマにしましたが、今年は特に条件を設けずにチームだけ作り、「発表できるものを作ってくれ」とだけ伝えて実施してみました。

社内のプロダクトのScala化もだいぶ進んできましたが、まだ残されてる領域ももちろんあります。その一方で、私自身を始め最近ずっとScalaをやり込んできたメンバーにはあえて一旦Scalaから離れてみることで、見えてくるものがあるのでは?と期待したところもあります。

結果として、JavaScriptでグラフ構造の可視化に取り組んだり、言語混合でレコメンドエンジンを作ってみたりとなかなかに面白い結果になりました。

合宿の様子

ともかく会場がオシャレすぎて写真ばっかり撮ってきたので、幾つか紹介します。(うっかり300枚以上撮ったので、ほんの一部ですが)

黒板

久しぶりに黒板を見た気がします。チョークで描く感触や響く音はインスピレーションが刺激されますね。

開発風景

チームごとにまとまりつつ、みんな好きな場所を見つけてお菓子を広げてのびのびと作業しました。

BBQ

合宿といえば外せないのがBBQ。集中して作業した後は栄養補給とリラックスが重要です。適量のお酒も。

発表

二日目の夕方には成果発表を行いました。
ちなみに「まるも」は日単位で貸切なため、時間を気にせず夕方まで続けることができました。

今年の合宿を終えて

去年や一昨年に比べ今年はより自由に行動してもらったんですが、煮詰まったから散歩に出たり、おもむろにおやつを買いに行ったり・・・そういう気分転換はやはり重要ですね。今回の会場は海に近い、スーパーもコンビニもあり買い出しが容易、空気も美味しく終始リラックスして取り組むことができました。

普段と違うメンバーでの開発は刺激的でした。チームが違うとどうしても話す機会も多くなく、そう言った相手とも一泊二日がっつり話すと様々な発見があります。思わぬ特技や苦手が知れたり、実は面白い人だってわかったり、意外と細かい気配りしてるところを見つけてしまったり。普段の仕事は一緒でなくとも、同じ組織の中にいて互いに連携を取ることも多いです。仲間をより深く知れたことはきっと今後の仕事にも良い影響があることでしょう。

個人の挑戦や成長だけでなく、やり方次第でチームビルディングにも役に立つ開発合宿。ぜひ取り入れてみてください。

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