さらにTenant Attachでクライアントの詳細を表示

Kimura Yoshihide (KIM)
objectbuzz
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4 min readAug 13, 2020

前回もご紹介したTenantAttachにMECM TP 2005/2007で機能が追加されてましたので、ざっくり動作確認。

デバイスタイムライン以外の機能は追加設定不要で利用可能です。
※Tenant Attachの構成自体はこの記事あたりをご参考に。

デバイスタイムライン

タイムライン

本来、一部のイベントログを収集し、タイムラインとして表示する機能なのですが、なぜか私の環境では表示されない。。。
必要な設定としてはTenantAttachの構成+クライアント設定で「ComputerAgent」内の「Enable Endpoint analytics data collection」をYESにする(だけのはず。

クライアント設定

アプリケーションインストール

アプリケーションインストール

ここにはMECMで「Avaliable」として配信している。かつ、配信時に管理者の承認を得るよう構成しているアプリケーションの配信が可能です。

管理者の承認が必要

MEMコンソールから管理者がインストールを実行するとMECMコンソールの「Application Request」にApprovedとして登録され、対象デバイスにアプリケーションがインストールされます。
必須ではないアプリケーションを配信する仕組みなので使いどころが難しい感じはありますが、必須ではないアプリケーションを強制インストールさせるという点は使い方によっては便利かもしれません。

CMPivot

CMPivot

CMPivotの詳細はこちら
CMPivotをMEMコンソールから実行できる機能ですね。
反応も早くはないけど遅くもない感じなので便利といえば便利です。
MECM運用者はCMPivotに慣れておいた方が幸せになれるかもしれません。
この辺にサンプルスクリプトもあります。

スクリプト

スクリプト

MECMコンソールに登録されているスクリプトをMEMコンソールから実行できる機能。
私はMECMクライアントのキャッシュ削除のスクリプトを登録して使ってます。

ハードウェアインベントリ

ハードウェアインベントリ

こちらのみMECM TP 2007の追加機能です。
MECMコンソールで見れる「リソースエクスプローラー」のハードウェアインベントリの内容をMEMコンソールで表示する機能です。
項目としてはMEMコンソールの方が多いのが気になってますが、Webブラウザで表示できるのは便利ですね。

TenantAttach自体がMECMをMEMコンソールで管理できるようにする機能ですので、真新しさはありませんが、MEMコンソールだけで操作できるのはかなり便利ですので、今後の機能追加も楽しみです。

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Kimura Yoshihide (KIM)
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MS系インフラエンジニア。やりたいことだけやってます。