

謙です。家に帰って、知らない男の靴が玄関にあり、妻はその靴を見て知らないと言う。あなたならどう思いますか?
知らない男の靴が玄関に
家に帰ると、知らない男物の靴があった。薄汚れた黒い革靴で、踵が履きつぶされている。胸を冷たい感覚が通り抜ける。浮気? まさか……。
妻と2人暮らし。結婚3年目で夜の生活もあまりない。
「あれは誰の靴だ?」
「どの靴よ」
「しらばっくれるな」
妻を玄関に連れて行き、靴を見せつけるが、知らぬ存ぜぬを繰り返すだけ。
「正直になったらどうなんだ?」
「私も知らないんだってば!」
押し入れも、台所も、こたつの中だって探してみたが、どうしても男の姿を見つけることができなかった。窓からでも逃げたに違いない。
この1件がきっかけで、妻とギクシャクし、半年後に離婚した。やり直そうかとも考えたが、妻の背後に男の影がちらついて、うまくいかなかった。
聞けば近所でも同じように離婚した夫婦がいるという。とんでもない町だ。
私は遠くの町に移り住んだ。1人ビール片手にニュースをつけたときだ。
「最近、小中学生の間で、夫婦ふたり暮らしの家に忍び込んで、男物の靴を置いて逃げるというイタズラが流行っています。家にいるときも鍵を掛けるようにしましょう」
持っていたグラスを落としたことにさえ、しばらく気が付かなかった。
あとがき
いやはや、読書好きというのはバカなもので、昨日のあとがきにも書いたとおり、机にゃ読まなくきゃいけない未読の本が山積みなんです。
それなのに図書館からさらに本を借りてきてしまうバカな自分。
どう考えても無意味な行動なのに、やめられない。だって、たぶんですけど、この借りた本は読まずに期限を迎えます。読めても1冊くらい。なのに3冊も借りてきてしまう。
もしかして読書中毒者が本を手にしたとき、麻薬中毒者が麻薬を見たときと同じような成分が脳内に広がっているんじゃなかろうか? と割と本気で考えてます。
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この小説の連載では、毎日1つの言葉から広げて小説を書いています。
例えば今日は “靴” という言葉。
みなさまの好きな言葉をResponceで書いていただければ、その言葉をネタに小説を書きます。みなさんの言葉が小説になりますよ。
条件はとくにありませんが、困らせないでください m(_ _)m
《お願い!》
こうして書く活動で生きています。
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