第4弾 by響由布子さんですよ〜

響由布子さんの作品です。「女心と山の天気は変わりやすい」なんて言いますが……。

(またお箸をねぶってる……)

食事中に箸をしゃぶる癖。好きだった時には気にもしなかったカレのこの癖。盲目的に愛していたはずなのに、今は生理的に受け付けない。心変わりした私は冷たいだろうか。

「おい、水をくれ」

すき家の各テーブルには水差しが置いてある。私はカレのグラスに水を足した。そして自分のグラスに付いた口紅を指で拭いた。

「ママー、あのおじさんどうしてお化粧してるの?」
「しっ、指差しちゃ駄目」

小さな子の手を引っ張って母親が通り過ぎる。

好きになった人がたまたま男だった。添い遂げようと思ったけど今はもう無理。普通の男に戻りたい。

カレがぽつりと言った。

「セックスレス解消に、源田のところとスワッピングしないか」

源田クン! 源田クンは素敵。正直抱かれたい。

新しい割りばし二本を取り出し、二つに割って二組の箸を作る。それぞれ一本ずつ持って重ね合わせるとそれはピタリはまった。私はとびきりの笑顔をカレに見せた。

「いいわよ」

あとがき

響由布子・武重謙 コラボ企画 第4弾」です。

お題は『』でした。いかがでしたでしょうか? 刺激的なお話でしたね。

《コラボ企画の詳細はこちらをご覧ください》

最近、フランス人の旅人をうちに泊めてあげています。映像技術者(将来映画監督になりたい若者)なので、妻が動画編集や撮影技術について教えてもらっている日々です。

こういう体験ができるのも、ひとえに自分が世界を旅して、家に外国人を受け入れる抵抗が少ないからなんでしょうね。

おもしろいので、ぜひみなさんも試してみると良いですよ。私が受け入れに使っているサイトはWorkawayというもの。ごはんとベッドを提供する代わりに、旅人が仕事を手伝ってくれるというコンセプトです。

手前味噌ですが、自分のサイトで説明記事があります

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