ケンです。カフェで見かけた人に吸い寄せられるようについていったら……。心のホラー。

追いかけたその人の後ろ姿

ブスで、醜くて、根暗……。そんなことは言われ慣れている。泣けば心が折れそうで、平気なふりをして生きてきた。

カフェで、窓の外を歩く人を見るのが好きだった。ガラス1枚隔てているだけで、まるでテレビを見ているようで楽しかった。きらびやかな服で歩く人、イヤリングを光らせて歩いている人、そんなステキな人たちを自分に重ね合わせた。

「あ!」

思わず声が漏れた。歩いていた女性が、こちらを向いてボロボロと泣き始めたからだ。そして、早足にその場を去ろうとした。わたしはカフェを飛び出て追った。行き交う人に肩をぶつけながら、必死に走った。

付かず離れずで追いつくことができない。細かな道をくねくねと曲がった。

「なんであなたは泣いているの!?」

と訊きたかった。仲間かもしれないと思った。

追い続けて見覚えのある道に出た。例の女性が立ち止まる。つられてわたしも立ち止まった。

――あ、ここは……。

わたしがいたカフェの前だった。カフェに目を向けると、わたしが座っていた。カフェのわたしはボロボロと泣いていた。それを見て、わたしも泣いた。自分の涙を見たくなくて、その場から逃げた。

《No.99 お題:目で追いかけてしまう人》

あとがき――Kindle出版に向けて実稼働

本日のお題は『藤井雲丹』さんからのリクエストで、『目で追いかけてしまう人』でした。リクエストありがとうございます! 自分では書かないお題なので、書いていてワクワクしました。結構うまく書けたと思いますが、あまり自分の作品を褒めると、イタいのでやめておきます。

では本日のあとがき。

以前ちらりと書きましたが、Kindle本出版に向けて実稼働を始めます。

第1発目は『世界旅小説 アジア編(仮題)』です。

わたしが世界を旅してきた国々を舞台にした短編小説を20本ほど収録予定です。

この《原稿用紙1枚の物語》よりは長い作品ばかりで、5枚~10枚程度の長さの作品になります。

で、ただ、書いて、出版して、終わり……、じゃ成長しないので、作品作り以外の部分でもチャレンジをしていきたいと思っています。チャレンジしたいと思っているのは

・βリーダープログラムを実施: 公開前に一部の人に読んで頂き、フィードバックを作品に反映させる。

・動画配信: 簡単な宣伝動画の配信。

・広告配信: Facebook広告かなァ……(まだノーアイディア)

・ブロガー・レビュアーへの献本: 要するに「レビュー書いて~」ってこと

正直な話、わたしは小説を書くのは好きですが、こういうプロモーション・マーケティングといったことはコンフォートゾーンの外側にあるんです。こうやって「広告配信」とか「レビュアーへの献本」と書いただけでも、ドキドキして「やっぱりまだ書かないでおこうかな……」と躊躇するくらい、ストレスフルです。

Kindle本を販売するにあたって、その戦略などでアドバイスがあれば、ぜひお願いします。

また「βリーダーやりたい」「レビュー書くよ!」という人はコメントかメッセージください。

――さーて、久しぶりに大きな挑戦を始めますかね。

※ 注意深い人は今日がこの《原稿用紙1枚の物語》第99回であることに気付いたことでしょう! 明日は第100回。大きな拍手をお待ちしております。笑

お願い!

こうして書く活動で生きています。
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