待機児童問題を完全に政治の責任にしていいのか

理想の人生はここではまだ送れないことを忘れてはいけない

たこ
オニオン
Published in
5 min readFeb 21, 2017

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岡田さん、レスポンスありがとうございます。

まず最初のストーリー、そしてそれに対する僕のレスポンス、そしてそれに対する岡田さんのレスポンスをまず1通り読んでいただいてから以下の内容を読んでいただけると幸いです。

まず、なぜ待機児童が生まれるのか。

その理由として①経済的に共働きをせざるを得ない家庭が増えているから②女性の社会進出が進み、「やりたいことがあるから仕事をしたい」「世の中のために研究がしたい」と言った女性が増えてきているから、の大きく二つがあると思います。

まず、①についてですが、

(出典:http://www.garbagenews.net/archives/1954675.html)

一世帯あたりの平均所得の推移グラフを見ていくとこの通りです。これを見ると児童ありの家庭でも急激に右肩下がりになっていませんし、むしろ2000年からはずっと横ばいです。なのに最近になって「政府は待機児童問題を何とかしないのか」みたいなことが騒がれています。収入もそこまで減少しておらず、さらには昔よりも人世帯あたりの子供の数も少ない今、日本の子持ち家庭の多くが貧困化しているとは言えないでしょう。そのため①は部分的な原因にすぎません(経済的に困っている人は昔も今もいるでしょうし)。

次に②についてです。

このグラフを見ると、昔と比べて専業主婦になりたいと考える人が減少し、逆に再就職(子育て後に仕事復帰)や両立(子育て時も続けて仕事)を望む人がかなり増えていることがわかります。先ほどの結果も合わせると、やはり待機児童問題は女性の社会進出に問題があると考えられます。

女性の社会進出はダメなのか?

これらを踏まえて、では何が問題なのか考えていきたいと思います。

こんなものがありました。

女性の社会進出のメリットデメリットをまとめてあります。

またこんなものもあります。

女性の社会進出はダメなのか。それに対する僕の意見は「そんなことない」です。

別にそれ自体は悪くない。それ自体は。

二つ目のリンクの記事の最後の方にも書いてあるのですが、日本の場合何が問題なのかと言うと「労働環境が他国と全く異なる(これについては後述する)のにそれを無視してまで女性の社会進出を推し進めること」です。理想の部分だけが先走っている。

労働環境が他国と異なると言いましたが、恐らく職場系の話をするとすぐ「育休が」とか「産休が」とかの話に持っていかれてしまいそうなのですが(それはそれで問題なのですがここでは一度おいといて欲しいということです)、ここで言う労働環境とは「仕事」に対して世間的な考えがまだまだ古いということです。こんな馬鹿みたい(おっと口が滑った)な長時間労働とたいへんな子育てが両立できるわけがないじゃないですか!古い考えの中で新しい夢を求めたってダメです。古い考え自体を変え、もっと自然に新しい夢を叶えられるようにしていかないといけません。死ねなんていっててもそれでまともに変わるわけない。

対策をしない政府が悪いとか、経済をよくしない安倍が悪いとか、税金をもらってばっかでろくなことをしない安倍が悪いとか、安倍が悪いとか安倍が悪いとか安倍が悪いとか、そんなこと言っていても変わりませんし、あと安倍さんが可哀想、、、。

まず良質な職場作りをする。そうすれば保育園に預けなくとも幼稚園に預ければ良くなる可能性も出てきますし(幼稚園も不足しているかもしれませんが)、もっと保育園側にも負担軽減ができるでしょう。まあ、保育園を増設するのも大切ですけどね。でも残念ながら「子供の声がうるさい(あなたにも子供時代があっただろ!と言いたいが今はやめておきます)」などの苦情もありますから難しいものです。

ちなみに、個人的には核家族をやめりゃあいいと思っております。知らないおばさんに寝るところを見られたり、赤ちゃん言葉で接されるのは僕は嫌だったのでせめておじいちゃんおばあちゃんのとこに預けてほしいです。まあ簡単にいかないのはわかっています。

ちゃんとしたレスポンスになっているかわからないですが、以上です。

そういやなんで匿名ブログの人は「日本死ね」なんて言ったんでしょうね。保育園が足りないなら「保育園建てさせない○○○○は死ね!」とか言えばいいのに。日本が死んだらどうなりますかね?あなたも私もあなたの家族も死にます。そこは少し考えて書いて欲しかった。(あ、でも殺すにしなかった分マシか)(別に本気でそう思ってるわけじゃないですよ)

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