[OSM]晴明神社に行ってきました

K.Sakanoshita
OpenStreetMap Tips(Japan)
5 min readDec 29, 2016

12/18(日) 京都の晴明神社を題材にして、マッピングパーティとステップアップ勉強会を開催しました。あと忘年会も。

晴明神社の大鳥居。五芒星が独特の雰囲気を醸し出しています

今回はステップアップ勉強会も兼ねていたので、短時間でサーベイ(現地調査)を行って、手分けして描けば、ぐっと良くなる場所として晴明神社が浮かびました。

地図って、道路を引いて点(何かあることを示す)を置けば、最低限の要件は満たします。また、海外ではそのレベルの地図さえ無い場所もあったりします。

日本国内では、国土地理院やゼンリン社が立派な地図を作って居られるので、最低限の要件を満たすだけでは地図扱いされないのが実情かと思います。

自由な地図であることがOpenStreetMapの本質ですが、日本国内でもっと活用されるには、「その場所に魅力を感じる地図」が求められていると考えています。

そこで、今回は2014年のマッピングパーティで一度は描かれた晴明神社を題材として、魅力的に感じる地図を作るステップアップ勉強会とさせて頂きました。

マッピングパーティ開催直前の地図(2016/12/17時点)はこんな感じです。
確かに神社の名称や石碑、安倍晴明像が書かれていますね。あと参道も。

マッピングパーティ前の晴明神社

さて、これがどうなるか楽しみです。

マッピングパーティは大きく二つのステージに分かれています。
1.サーベイ(現地調査):現地を歩いて地図に描く情報を収集します。
2.マッピング:パソコン作業が出来る場所に移動して、地図を描きます。

今回は、晴明神社前で集合して、お互いに自己紹介を行った後、チームを分けてサーベイして頂きました。(建物・地物・道路・庭園などにチームを分ける)

サーベイするには、Field PapersでPDF版のOSM地図を作成・印刷します。
イベント参加者に地図を渡して、見つけたものを地図にメモして貰います。

石碑的な何かをメモしているの図。奥に灯籠も見えますね。

石碑には、千利休の屋敷が晴明神社の境内にあったと書かれていました。
全く別の時代の方たちが同じ場所に居たのも不思議な感じで面白いなと。

千利休の屋敷があったことを示す石碑をサーベイ中

安倍晴明像とご対面。もっと良く見たい方は、実際に見に行って下さいね。

安倍晴明像。イケメンだったのかどうなのか。

そんなに大きい神社では無い(むしろコンパクト)なので、30分ほどで切り上げて、会議室へ移動。会場を手配して頂いた西田さん、ありがとうございました。

会議室では、ベテランと初心者に分けて、サーベイ時に分けたチーム毎に手分けして地図を描いて頂きました。(だいたい2時間ほど)

ベテラン勢によるマッピング中の図

ベテランが地図を描いている間に、初心者に地図の書き方を説明しました。
JOSMを使って地図を描き、みんな一緒に世界デビューして頂きました。

世界デビューの瞬間。今回は5名も初心者に来て頂きました

晴明神社前で記念写真撮るのを忘れてました。(無念
でも、解散する前に思い出して記念写真の撮影が出来ました。

左京区総合庁舎区民交流スペースにて

さて、ベテラン+初心者による成果はどうなったでしょうか。

マッピング前はこの状態だった地図が・・・

マッピング前の地図

こうなりました!少しは魅力的な地図になったでしょうか?

マッピング後の地図

そんなこんなで2016年も過ぎてしまいますね。

さて、2017年から新シリーズ「西国街道」を西に進む予定です。
最初の目的地は「長岡天満宮」。今後、マッピングに最適な場所を考えながら西宮に向けて進んで行きます。

もし、西国街道からそんなに離れていない&マッピングしたい場所などがあれば、遠慮なく(本当に)お気軽にご一報ください。ご参加をお待ちしています!

【西国街道シリーズ】長岡天満宮マッピングパーティ
https://countries-romantic.connpass.com/event/45579/

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