コンプレックスは公言した方が良いと思う
「コンプレックスをバネに自分を変えよう」とかそんな話じゃないです。単純にネタにした方がメリットが大きいのでは?という話です。
人間誰しもコンプレックスはあると思います。ぼくでいうと、
- (ご存知の通り)ハゲている
- 顔がデカい
- 目が悪い(近視&色弱)
とかでした。特に上記2点は、誰がみても明確にわかると思います。
これを包み隠さずして、自ら公言してしまった方が良いのではないかということです。
なぜか?
ぼくが、コンプレックスを公言したことで良かったと思う点は以下。
後ろめたさがなくなる
コンプレックスを認めてしまえば、隠さなくて済むんです。余計な心配をしなくて済むし、ストレスも幾分減ると思います。
笑いにできる
自虐ネタを話すと、場が緩和され、和やかな雰囲気になると思います。ぼくの場合「毛根が呼吸してない」「ぼくのビッグフェイスでみんなが小さく見える」「自分の小便が見えないほど目が悪い」等、自虐ネタを言うと、みんな楽しんでくれている気がします。
愛着が湧く
本当にすごいことを本気で自慢してる人って、なんかむかつきますよね。例えば、売上トップの営業マンが「おれ、仕事できるっしょ」みたいなこと言ってたら、ケチつけたくなるし、なんかむかつく。そんな評価は周りが決めることなので、言わなくて良いんです。それより、自分の弱みを認めた方がよっぽど懐が大きく見えます。デキない仕事があったら素直に「この仕事、ぼくの能力だと難しいかもです、でも頑張りたいです」くらい言えば、可愛げがあるじゃないですか
ぼくの場合も「イケてるしヤバい」という切り口の中に「ハゲ」という明確な自虐があったからこそ、愛着が湧き、disられることが一切なかったと思ってます。
また、某紳士服の会社の会長は全社集会で、突然「みんなお気づきだと思いますが、ぼく、カツラにしたんです。似合ってますか?」といったスピーチをしたそうです。これは相当愛着が湧くし、憎みようがない見事な演出だと思います。
みんな気づいている
そもそもですが、あなたのコンプレックスって、みんな気づいてるんです。だから、隠しても意味がないんです。ハゲてることも、顔がデカいことも、頭が悪いことも、仕事がデキないことも。みんなはそれに気づいてるんです。だったら認めた方が楽なんじゃないかと思います。
良い事例
芸能界では自虐ネタをもって愛されている人たちが多くいると思います。下記はイメージしやすいと思います。
指原莉乃
バリバリアイドルなのに自分のことを「可愛くない」という
前園真聖
飲酒で問題を起こしたが、ダウンタウンの松本人志にイジられたことがきっかけでタレントとしても活動。
坂田利夫
自らをアホと称し、アホに徹する芸が代表的。
やってはいけないこと
ここで注意したいことは、自虐になっていないパターンです。「それ、コンプレックスじゃねーだろ」みたいなものがあると思います。例えば、細くてオシャレで可愛い子が「私、すごい太ってるから痩せなきゃ、まじやばいウケる」とか言ってると、間違いなく嫌われます。
人は、驚くほど正当化してしまう生き物らしいので、そもそもコンプレックスに気づいていないことが多くあると思います。それは、もはやコンプレックスではないので別にいいんです。ただ、無理矢理コンプレックスを作るなということです。
最後に。これにはルールがある
自虐ネタを聞く側の人へお願い。自虐ネタを言う人は勇気を持って言うと思うので、温かく笑ってあげてください。また、周りの人がそれをイジるのはやめましょう。自虐ネタは、その人が言ってこそ価値がある、いわば専売特許のようなもの。周りがイジったらイジメになりうるので気をつけましょう。ふつうにムカつかれると思います。
また、言う側も行き過ぎは注意です。ぼくは、交通事故で脳挫傷、くも膜下出血、頭蓋骨骨折とかヤって、氏にそうになった経験があるのですが、そーゆーのは一切笑ってくれないです。なんでも、度が過ぎるのはよくないですね。