【今さら】2015年で一番イケてると思った記事【ハイパーリンクチャレンジ2015】

長島
Original Hage P
Published in
5 min readJan 2, 2016

「ハイパーリンクチャレンジ2015」という、いかにも2015年中にやらなければいけないものを2016年1月の数日が過ぎた今、書きたいと思います。

このまま書かないでも、世の中的には毒にも薬にもならないとは思うのだけど、せっかくスマートニュース望月さんが指名してくれたわけだし、それを無視するのも感じ悪いなーと思ってて、本業のお仕事でも(nanapi)ウェブコンテンツに関わっている身としては、やっぱり書かなければいけないと思ったので、遅ればせながら。

ハイパーリンクチャレンジとは

以下、引用。

【開催趣旨】

SEOでは計れない、価値がある。」
「ウェブだって、すごいんだぞ!」
「ウェブメディアだって、むくわれたい。」

現状ではウェブメディアに対するアワードがない。しかし、作り手は日々葛藤しながら多くのコンテンツを作り出している。それらが時代の流れに乗って刹那的に消費されるだけではなく、その年ごとの記録を残すことで、資料的価値を持たせる(映画の「日本アカデミー賞」、ユーキャンの「流行語大賞」、書店員が決める「本屋大賞」をあわせもったイメージ)。

アワード形式にすることで、担当編集者・ライターを表彰することも目標のひとつ。

【概要】

・その年(前年12月〜本年11月)までに公開されたウェブコンテンツから印象に残った記事を2本だけピックアップする。1本は自らが執筆・制作に関わった記事、もう1本は他媒体で公開された記事とする。

・参加者はそれぞれの記事を選んだ理由を、ブログやSNS等にまとめて発表する。選考した理由もあることが望ましい。また、次にチャレンジを受けてもらいたい人物、印象に残った記事を聞いてみたい人物も2人〜3人程度指名する。

・記事制作後、次のハッシュタグを付けてTwitterにて報告ポストを投稿する → #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け

・なお、「孫まで届け」には、いずれ日本のソーシャルヒーロー孫正義さんまで参加してくれたら嬉しい、孫の代まで読まれていきたい、参加していただいた方に“ソン”はさせない、という気持ちが込められている。

・投票は、12月20日を持って集計〆切とする。

そもそも良い記事とは?

ぼくが良いなぁと思う基準としては、シンプルにこの3つです。

  • 読みやすい
  • 情報の質(知識として新しい気づきがある)
  • 想い(愛)

素晴らしい記事はすごく多いのですが、中でも、上記要素のレベルとバランスが高い/良いモノが印象に残ったのではないかと思ってます。

2015年最も印象に残った記事

本当にいっぱいあったのですが、とはいえ、断トツでこれだと思いました。

意外!女子の理想の葬儀は散骨だった!?

理由

ライターの小野ほりでい先生の表現力が相変わらず素晴らしいです。
この記事でも、登場人物によるセンスの良い掛け合いと、絶妙なイラストで世の中のあるある(?)をおもしろおかしく皮肉っているのですが、途中からアニメーションがすごい感じになってるんです。ぜひ見て欲しい!(PC閲覧推奨)
宇宙葬の記事広告(?)だと思われるのですが、イラストやアニメーションなどの表現によって、読みやすさだけでなく好奇心というかドキドキ感も誘発されて、さらにおもしろ要素もあって、自然なカタチで広告要素も盛り込まれていて、なんかもう最高だなと思いました。

この記事から感じるもの

よく「これからのコンテンツは情報の質が重要だ!」とか言われていて、それは至極当然の流れだと思うのですが、そしたら次に求められるは表現の質なんじゃないかと思っていて、テキスト、画像、gifアニときたら、こんな感じにリッチに見せるとかが求められるのかなぁと。ぼくが読者なら、こーゆーの、読みやすいと感じちゃうんですよね。ワクワクするから。こういった「表現」が簡単に作れるブログプラットフォームとか出てくるのかなぁ。
でも、かくいうぼくは、シンプルなエディタが売りのブログプラットフォーム「medium」を使ってるし、紙媒体なんていまだに活字と画像ですからね、別に表現のリッチさは求められていないのかも。わからないや。

自分が書いたもので印象に残った記事

【人情ドラマ】父親の病気をきっかけに家業を継いだ「新潟の若手コメ農家」のリアル

ぼくは、ない後ろ髪を存分に引かれながら地元新潟から上京したきたわけですが、新潟が好きなんですよね、すごく。
で、何か新潟に貢献できないかなとずっと思ってて、そんな中、5月にジモコロが立ち上がって、すぐに編集長の柿次郎くんに連絡して「新潟はぼくに書かせて!」とお願いして。
それから、ヨッピーさんのライター講座に自腹で行って勉強したりして、書かせていただきました。
これが新潟への貢献になったかはわからないですが、新潟県外の人が、少しでも新潟の文化を知ることができたのではないかと思ってて、それが何より感慨深かったです。
これに関しては、柿次郎くんと取材を受けてくれたヒロキくんに感謝です。

2015年は

webコンテンツが量産されていた分、お手本となる記事も増え、ノウハウも構築されつつあると思います。
質の高い記事もすごい多くて、全体的なレベルも底上げされていたのではと思います。
ただ、その中でも、頭ひとつ抜けるには「経験」と「センス」なのかなと思っていて、もはや「アタる法則」なんてないと思いました。

というわけで

今年も地道に頑張るしかないですね。本年もよろしくお願いいたします。

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長島
Original Hage P

イケてるしヤバい男 長島です。もうちょっとだけイケてるしヤバい状態でいようと思います。ブログもはじめてみました。http://ikeperonagashima.com