もしあなたが賢い買い物客になりたければ、準備をしましょう

OSADC_ Japan
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12 min readJul 24, 2018

スマートな買い物客になるのは面倒で、そんな時間もありませんか?AIとブロックチェーン技術がその助けになります

私たちは皆スマートな消費者になることを志向しています。私たちは買い物をするとき、一番安い品物を探したり、健康的な食品を購入したり、衝動買いに抵抗したりしつつも、近所の小売店や食料品店での時間は節約したいと思っています。

しかし、その素晴らしい購買行動には、エネルギーと時間が必要です!どちらも十分に持ち合わせていないので、私たちの多くは、ショッピングモールへ足を運ぶことで感覚が麻痺して、アグレッシブなセールスマンに簡単に引っかかってしまい、知らないうちにより高い価格を支払ってしまうのです。

幸運なことに、小売店でのAIやブロックチェーンの革命により、近い将来、よりスマートな購買意思決定を行うための優れた技術が実現します。事実、すでに私たちの一部はクーポンを集めて、食品のラベルを比較し、他の手段を講じており、絶対にうまく行きそうです!

AIとブロックチェーンのおかげで、私たちは買い物に際してより多くのお金と時間を節約できます。また私たちが購入したものすべてが最高かつ長持ちで、最もお得な価格であることを確認するために必要なすべての製品ラベルデータを得ることができます。満足出来ない場合には、返金保証までついてきます。

検索エンジンがオンラインで情報を見つけるのに役立つように、ブロックチェーンとAIは、私たちが好きな小売店や食料品店で商品を購入するのに役立ちます。実際、人工知能とブロックチェーンを通じてよりスマートな消費者になることは、OSA Decentralized(OSA DC)の目標の1つです。AI開発者、ブロックチェーン専門家、元小売業の役員からなるチームが、AI駆動、ブロックチェーンベースのプラットフォームを作成し、小売業者の在庫管理やサプライチェーン管理の非効率さを克服する手助けをします。サプライチェーンにわたる製品ロスや製品廃棄物、在庫管理における過剰在庫と在庫不足を含めたこれらの非効率さは、毎年小売業界に5,000億ドル以上の損失をもたらしています。

この解決策が、AI駆動のOSA DCプラットフォームです。製造業者、小売店、消費者を透明性の高いブロックチェーンプラットフォームでつなぎます。このプラットフォームはブロックチェーン技術の特徴である、分散型台帳により事実上改変できません。Googleドキュメントが小売業者のサーバーでホスティングされ、小売業者のサプライチェーン全体でパートナーにシェアされている状態を想像してみてください。製品に関する梱包、出荷、または価格情報でドキュメントが更新されるたびに、チェーンの各パートナーに更新が通知されます。

ブロックチェーンの透明性ある共有台帳から最も利益を受けるサプライチェーンパートナーは、消費者(買い物客)であり、商品の産地、構成要素、価格など、ショッピングリストの各製品に関するあらゆる情報に即座にアクセスできます。それが食品であれば、消費者はすべての製品に関するあらゆる栄養情報にアクセスすることができます。

AI搭載のデジタルショッピングアシスタント — スマートフォンからアクセスできるアプリ (上の写真をご覧ください) の助けを借りて、製品の成分、類似製品との価格比較、およびカスタマーレビューなど、重要な情報に瞬時にアクセスできます。購入するすべての製品が同カテゴリで最も安全で、最も耐久性があり、最も競争力のある価格であることを確認できます。人工知能アルゴリズムの助けにより、買い物の傾向をよりよく学習することで、OSAプラットフォームは買い物をするたびにお金と時間を節約できます。デジタル買い物リストの商品がお店のどの通路のどの棚にあるのか正確に誘導します。OSAアプリは家族のためのお好みの栄養情報、各商品の最大予算を表示するとともに、購入予定の製品のカスタマーレビューにアクセスすることで、デジタル形式の口コミ情報を利用できます。

これらのすべては、お店の中を通路から通路へと移動する最中に瞬時に行うことが出来ます。ご自身のパーソナルショッピングアシスタントによって既に承認済みの製品の場所が表示され、店内を素早く移動し商品を手に取ることが出来ます。OSAプラットフォームは店舗の在庫情報を把握しているためにOSAアプリに表示することが出来るのです。最後に、OSAプラットフォームを使用して買い物をすると、OSAコインで報酬を受け取ることが出来ます。大手ブランドは、OSAのコインで買い物客にキャッシュバックを行うことが出来、OSAの小売パートナー店舗での買い物に使うことが出来ます。

この驚くべき技術は私たち全員をよりスマートな消費者に変身させますが、ここには消費者の購買習慣を磨くために取り入れることができるいくつかのステップがあります。これらの習慣は小売でのAIとブロックチェーン革命により、日本刀のように鋭く磨き上げられます。

細かい表示を読む

これは事実です。食料品店や小売店に買い物に行った時に、あなたが製品ラベルの細かい表示を読んでいるところを販売員が見つけると、より簡単に売ることが出来るお客を見つけにどこかへ行ってしまいます。あなたが簡単な客でない理由は、明らかに細部を気にしているからです。製品ラベルや保証に関する細かい情報は、あなたを情報に通じた、スマートな客にしているのです。

もちろん、製品ラベルを読み、同じカテゴリの他の製品と比較するには時間がかかります。しかし、これは変わろうとしています。小売業を席巻するデジタル化は、各製品に関する大量のデータアクセスを簡単にするとともに、データに基づく購買決定の高速化を可能にします。どのように?私たちが購入する製品のデータは、透明性の高い、分散された、改変不能な小売店のブロックチェーン元帳から引き出します。そこには製品の履歴、食品であれば栄養価、そしてどこでいつ製造あるいは生産されたのかの詳細があり、店舗のブロックチェーンプラットフォームにスマートフォンアプリを通じてアクセスすると即座に利用できます。

もちろん、私たちはすべてのデータを自分たちで調べる必要はありません。スマートフォンにダウンロード出来る未来のアプリ、AI搭載スマートショッピングアシスタントの助けを借りることが出来ます。そしていずれはショッピングアシスタントロボットが店内の「スマートブレイン」として私たちに付いて買い物をアシストするのでしょう。スマートフォンで音声認識デジタルアシスタントを使用するのと同じように、AI搭載のショッピングアシスタントは買い物客の好みを既に知っており、ブロックチェーンに記録された多数の製品情報を店舗で即座に確認でき、他店との価格を比較して、スマートフォンのアシスタントのように音声で別の商品を買うべきか、あるいはさらに安く売っている近隣の店舗に行くべきかなどを伝えることが出来ます。

製品ラベルの詳細や価格比較へのアクセスを含め、これらすべてのスマートショッピングは、買い物の最中に即座に行うことが出来ます。そしてすべての店舗を迅速に、スマートに回ることが出来るのです。

買い物の最中に、近くに販売担当者がいるのを見るかもしれませんが、彼は干渉する可能性は低いでしょう。なぜか?それはブロックチェーンとAIが製品ラベルや価格比較へのアクセスは、私たちをスマートにすると分かっているからです。

過去の顧客からのフィードバックをさがす

口コミは強力なツールであり、インターネットへの簡単なアクセスにより、顧客レビューの形で提供されています。レビューは製品のウェブサイト、買い物好きな個人のブログ、またはYouTubeの動画などでも見ることが出来ます。モールに行く前にこれらのレビューを探すことで、メーカーが提供するよく出来た広告よりもより現実的な製品のイメージをつかむことが出来ます。

これはAIとブロックチェーン技術でどう変わるのでしょう?バーチャルショッピングアシスタントは、購入予定の製品についてオンラインで投稿されたすべてのレビューを即座に分析して比較します。スマートなAI搭載アシスタントは、顧客のレビューに優先順位をつけ、あなたの環境、買い物の履歴、年齢、居住する都市などが似た買い物客によって投稿されたものを優先して表示します。

あなたがシカゴに住んでいる40歳の男性で、料理が大好きであれば、次に新しいキッチンナイフセットを買いに行くときに、同じような40歳のシカゴ在住で料理を愛する男性によって書かれたレビューを読みたくなりませんか?もちろん、そうでしょう!これこそ、AI搭載ショッピングアシスタントが最も関連性の高い商品レビューを、購入前に利用可能にする理由です。

自分の権利を知る — “返金を請求します!”

低品質の商品や不良品を店に返品しに行って、苦情を受け付けてもらえなかったことはありませんか?もちろん大変腹の立つことですが、怒って声を上げる前に、まず店員(または責任者)に対し、あなたには無視できない権利があることを静かに思い出させるべきです。事実、毎回何かを買うたびに、それが食料品店のキャンディであろうと、カーディーラーの新車であろうと、旅行代理店の1週間クルーズであろうと、あなたは販売者と契約を結んでいるのです。また、近年強化された消費者保護法によれば、何か間違っていれば返品し、返金を受ける法的権利があります。実際には、たとえ製品の保証期間外であっても、修理、交換、払い戻しを受ける権利があります。小売業者が修理、交換、または払い戻しをしなければならない期間は、どれくらいでしょう?ほとんどの国では、店の返品ポリシーに関係なく、30日以内に不具合のある商品を返品した場合、払い戻しを受ける権利があります。結論として、自分の権利を知り、冷静にそれを説明することで、担当者が返金を拒否したとしても店舗の責任者の裁量により、返金を受けられる可能性は高いでしょう。たとえレシートが無くても。

幸いにも、消費者としての私たちの権利は、ブロックチェーン技術とスマートコントラクトと呼ばれるもののおかげで、ますます強くなっています。スマートコントラクトは、裁判手続や書類を必要とせずに店舗でのクレームを解決する手段として消費者に利益をもたらすでしょう。

ブロックチェーン上では、スマートコントラクトはデジタル台帳に保存されます。これにより、領収書や書類を必要とせずに、店舗と顧客の両方があらゆる契約や製品保証に即座にアクセスできるようになります。簡単に言えば、店舗の返品カウンターで腹を立てたり、怒りの声を上げることが少なくなるということです。

ニセモノを購入しない!!!

古い格言 「うまい話には裏がある」 は今日の小売環境において特別な意味を持っています。会計検査院(GAO)からの最近の報告では5つの主要なEコマースサイト上でサードパーティの販売者から購入した製品はニセモノの可能性があり、健康を害する恐れがあります。

オフライン小売業者の場合、実際に商品を顧客が確認できるため問題は少ないですが、偽造品業界 — 携帯電話のバッテリーから薬品や絵画に至るまで — はグローバルな問題であり、悪化の一途をたどっています。世界税関機構によると、偽造品は全世界の貿易量のほぼ10%を占めています。

本物の製品と偽造品を区別するにはどうすればよいでしょう?ここに役立ついくつかの傾向があります。

1)非現実的で信じられない割引 — 安い 「今すぐ購入」 価格に誘惑されないでください。購入しようとする製品、特にブランドや高級品の場合、通常どのくらいまでの割引が可能であるかを知っておく必要があります。市場価格の70〜80%引のジュエリーや電子機器のような非現実的な低価格の製品を販売代理店が提供している場合、気を付ける必要があります。まんまと乗せられてしまわないように。

2)貧弱なパッケージ — 高価なバッグでも、安いペンでも、ブランド名を持つ企業はパッケージに多大な注意を払っています。購入しようとする製品が汚く梱包されている場合 (箱に正しく収まらない、安価なプラスチックや段ボールに入っている)、おそらく偽造品です。

3)おかしな文法や言葉の間違い — これは一瞬で分かります。偽造品は、スペルミス (文字が余分または不足している) や文法の誤りによって容易に識別できます。これらのブランド名の間違いは、不注意な顧客を誘引することを意図していますが、製品の取扱説明書や保証書の似たような誤りは、詐欺師の教育と犯罪意識の貧弱さを反映しています。彼らの計画は、1997年の映画、フェイクと全く同じです。あなたに「フガジ」(ニセモノ)を販売し、お金を取り、そして消えます。あなたがフガジを確認し、それが偽造品であることに気付いたとして、犯罪者を追跡してお金を取り戻せる可能性はありますか?映画ではドニー・ブラスコはこう言うのです。「忘れろ!」

幸運なことに、小売業者が「チェーン」上にいることで、偽造品の販売は偽造者にとってより困難になります。ブロックチェーンプラットフォームに記録された、改変不能で透明性の高い製品情報のおかげで、製品のスペックを製造業者までたどることができ、消費者は自信を持って本物のブランド品か、ニセモノかを判別できるのです。ブロックチェーンはまた、高級品の盗難や、盗品の再販が起こった時も、販売される製品の元の持ち主をたどることが出来るため役に立ちます。

小売業者が消費者の信頼を築いたり、労働集約的な文書を削除したり、製品在庫をより効率的にしたり、あるいはそのすべてを行う場合にも、ブロックチェーン/AI革命は私たちがどのように、どこで、いつ、なぜ買い物をするかに大きな影響を与えます。

情報通のスマート消費者は、エキサイティングなAI搭載ブロックチェーンツールをより簡単に使いこなし、より情報を手に入れることが出来るのです。

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