#松井どんぶり 002 松井どんぶりについて

松井一馬
ナガヤ図書館 おとなり3
2 min readJul 20, 2017

松井どんぶりというのはですね、僕が以前東京に住んでいた時に作っていたフリーペーパーなんですよ。タイトルについては、尊敬する方につけて頂いたものなので、僕のせいではありません。

きっと安達哲『バカ姉弟』も安達先生のせいじゃないと思いますよ。せいだったらすみません。

フリーペーパー作ってどうするの?って話なんですが、僕の場合言いたいことをひたすら書き殴って、表紙は絵の上手い知り合いにお洒落な感じに描いてもらって、都内の色々なところに置いてました。

毎号500部刷ってたので、まあまあお金かかりましたが、さすがに500配ってると、自分と似たようなと言うか、共感してくれる人が結構いて、反響があって面白かったです。クリエイター気分を味わえました。

最初は「自分の文章って面白いのかな、面白かったらいいな」と思い、それを第三者的知らない人たちに判断してもらうべく始めました。最終的に「一般的に面白いとまではいっていないが、面白いと思う人はいる」くらいなのだな、というところに落ち着きました。例えるなら、TMレボリューションの人みたいなものですね。

予想外だったのは、フリーペーパー作ってると友達がいっぱい増えます。感想をメールしてくれる人の3人にひとりはめちゃくちゃ会いたがってくれるし、同じくフリーペーパーを作っている人たちも興味を示してくれるし、フリーペーパーを置いてくれている本屋のおばさんも漫画安くしてくれたりします。そして自己紹介の時にも、名刺代わりどころか、はい、名刺代りどころかになります。

たまにあげた人が上にビール置いてたりすることもあるので、渡す人には注意したいところですね。

僕は正攻法で人と知り合ってもなかなか仲良くなれないので、職場の人間関係によく苦労しますが、フリーペーパーを使ったアプローチがあっていたんだと思います。

結局面白いことがやりたいのです。これに尽きます。フリーペーパーでなくても、なんかやりたいけど何がしたいかわからない人たち、なんかやりましょう。最後になりましたが、高校の卒業式の後に撮った証明写真です。

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