#おやつをどうぞ について
私は不定期で「#おやつをどうぞ」というプロジェクト(行為)を続けています。とっても説明の難しい活動なのですが、頑張って書いてみます。
大阪には「おばちゃんが飴ちゃんをくれる」という都市伝説(?)があります。なんかいいですよね。そんな風にカジュアルに「おやつ」を振る舞う「ささやかな行為」が 三鷹タカハシの #おやつをどうぞ です。
ハッピーターン、ブルボンの菓子、ホームパイ、歌舞伎揚げ、ソフトサラダ、謎のゼリーなど、そこにあるだけで、友達の家に遊びにきたかのような感覚になる菓子を用意してます。
この「#おやつをどうぞ」 は「カレーキャラバン」という、全国を旅しながら、その場所ならでは食材で、その場所に居合わせた人びとの知恵と力を借りながらカレーを作って振る舞う活動に大きく影響を受けています。なにかを振る舞ってみたい衝動。カレーの周りに、みんなが集まってくるのが羨ましかったんです。
参考「つながるカレー:コミュニケーションを「味わう」場所をつくる」
触発され、ふと思ったのです。紙皿に菓子を乗せれば場所ができてしまうなと。それが「#おやつをどうぞ」することになったキッカケです。
おやつを用意することなんて、わざわざ宣言することではなく、いたるところで行われていること。それでも、わざわざ名乗って、わざわざ菓子セットを持ち歩いて、わざわざ取り出して「おやつタイム」がはじまる。そういうのが面白いなと思いながら活動しています。
しかし、知らない人から渡されたものを食べるのって、ある程度の親密さがないと躊躇してしまうこと。それでも、今まで嫌がられたことはありません(みんなが優しかっただけかもしれませんが)。もしかして「大阪のおばちゃんが配っている飴ちゃん」って、距離を一気に縮められるアイテムなんじゃ?
そんなこんなで「#おやつをどうぞ」は特に目的や目標なく続けています。たとえ思いつきではじめたとしても、続けていると色々なことが起こって色々な場面を目撃することができます。それが楽しいのです。
そして「#おやつをどうぞ は」は私だけの行為ではありません。いろんな人が、いろんなところで「#おやつをどうぞ」してくれたら嬉しい!菓子と入れ物(菓子盆や紙皿なければティッシュペーパーでも)があれば、すぐにはじめられますから。
目的や目標がなくとも、生活の一部として馴染むよう、ゆっくり続けていきたいです。そんなこんなで、とりあえず、おやつをどうぞ!