中国 深圳に行ってきました(5) / プリント基板工場を見学
深圳2日目。光陽模具製品有限公司さんの工場見学を終えた後は、東莞(ドゥンガン)にあるSeeedと提携しているプリント(PCB)基板工場を訪れました。
東莞市は中国南部広東省にある都市で、広州と深圳、香港の中間に位置することから各種工場が林立する工業地帯になっていて、特にパソコン部品や輸出に必要な包装用段ボールを製造するための製紙工場は世界最大規模だそうです。トヨタ系の部品工場もここ、東莞市にあります。
余談ですが、東莞は”性都”の異名もあるようで、出稼ぎ農民、企業の出張者相手の売春女性が増加したため、性風俗産業が2010年以降に同市のGDPの10%に達するほど発達していたようですが、2014年に大規模な摘発があったため性風俗産業は下火になり経済的にも大打撃を受けたようです。
プリント基板は、電子機器に使用される部品で、様々な電子部品で回路を作成する際にその部分同士を固定して配線するための部品の総称です。
事前に聞いてた情報を元に「アルカリ臭が強く、薬品で床がツルツル。安い人件費で従業員が過酷な労働を強いられている工場」をイメージしてたので、全く違っていて驚きました。こちらの工場はSeeedの提携先の中でも品質が上位の工場のようです。
ここまでで、この日の工場見学は終了。再び深圳へ
この日 深セン・東莞を移動してみて、世界の工場 深センというイメージを持たれてる割に深セン中心地に工場は多くなく、工場の役割はすでに人件費の安い東莞などのさらに中国内陸に移動していて、深センはもう既にハードウェアの設計・デザインをするハードウェアベンチャー拠点になっているというのを実感しました。
3日目に続きます。