キッチンインタビュー➄：Ninaシェフ―アヒル🦆

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PancakeSwap

17 min readMar 4, 2022

アヒルのNinaシェフが自問自答しました。

🦆Ninaシェフ：こんにちはCAKEホルダーの皆さま！第5回となる今回のキッチンインタビューゲストは私という事で、私が私にインタビューします。インタビューの定義は訊かないように。
コミュニティから寄せられた私自身に対する質問と、PancakeSwapに対する質問の両方に答えていきます。はじまりはじまり～！

🦆: 最初の質問はお馴染みのものです。
「あなた自身と、あなたのPancakeSwapでの役割、強みを教えてください」

🦆: 元々は日本コミュニティマネージャーとして参加しました。今は色んなことをしています：グローバルコミュニティの責任者としてユーザーの質問に答えたり、Twitter、Telegram、Discord、Redditからプロジェクトに対するフィードバックを収集したり、ウェブサイトの翻訳を統括したり、コミュニティイベントを主催したり、マニュアルテストを取りまとめたり、フィッシングサイトを狩ったり、開発進捗ビデオを作ったり、他のシェフを追いかけたり。
何と呼べば良いか分からない立ち位置なので、Hopsシェフが与えてくれた「アヒル」という肩書を気に入っています。

強みは...Bugsシェフが「アヒルはアヒルが信じるもののために強い意見を持って戦う」と言っていたので、たぶんそれが強みなんだと思います。

🦆: PancakeSwapとはどのようにして出会いましたか？

🦆: 私が暗号資産の世界にやってきたのは2021年の初めで、この業界ではまだまだ新参者です。当時の私はフルタイムのソフトウェアエンジニアで、トレード時間は非常に限られていました。そこからあまり時間を掛けずに収益をあげられそうなイールドファーミングに興味を持ち、PancakeSwapを見つけました。正直なところ、最初はこのふざけたプロジェクトは何だろうと思いました。パンケーキを頭に乗せたウサギが「スタックしよう！」と言っているのを見て、既存金融しか知らない人間がどう思うか…想像がつきますよね。また、開発チームが匿名なのも怪しくて嫌でした。それで、パPancakeSwapを使い、日本コミュニティでアドミンとしてユーザーを助けながら、シェフたちの個人情報特定に努めました。そういえば、私は「ネット情報を色んな角度からスキャンする」ことも得意です。これも私の強みと言えますね。コミュニティマネージャーとしてもとても重要なスキルです。

そうそう、私はユーザーとして第1回パンケーキコンテストで優勝したことをとても誇りに思っています。

ところでシェフたちの個人特定は実らなかったので、挑戦しないことをおすすめします。シロッププールプロジェクトのリサーチに時間をあてたほうがずっと良いですよ！

🦆: 日本コミュニティの特徴は？

🦆: 「本音と建前」文化があるので、言葉の裏を読まないといけません。また彼らはとてもマイペースです。他のコミュニティがPancakeSwapの新しいプロダクトやCAKEの価格について話している時に「綺麗なウォレットアドレスの生成方法」とか「タスクポイントの素敵な使い方」について話していたりします。本当におもしろいコミュニティなんですよ。

🦆: グローバルコミュニティを扱う上で、最も困難なことは何ですか？

🦆: 巨大なユーザーベースゆえの多様性です。初心者もいればベテランもいるし、大口投資家もいれば小口投資家もいます。トレーダーはExchangeの開発に集中してほしいと言いますし、IFOが好きな人は彼らにとって最も収益性の高い方法での頻繁なIFOを望みます。熱心なNFTファンもいれば、NFTなんてどうでもいいと言う人もいるし、ゲームを作って欲しいと依頼するユーザーもいます。だから、全員を同時に満足させるのは本当に難しいんです。

🦆: コミュニティ運営で大切にしていることは何でしょうか？

🦆: シェフとしてなんでもかんでも管理しようとするのではなく、コミュニティの仲間として管理に参加すること。それがコミュニティの全てだと思っています。

「すごいプロジェクト」「良いアヒル」としか言わないボットでグループを埋め尽くせば、簡単にポジティブで居心地の良いコミュニティを作ることができます。でも、それはプロジェクトを台無しにしますし、第一に私たちが望んでいることではありません。

PancakeSwapが大きなプロジェクトになったのは、シェフが天才うさぎだからではなく、ユーザーがプロジェクトを気に入ってくれて、宣伝してくれたからです。最も分かりやすい例はアドミンたちです。アドミンの多くは初期からのCAKEホルダーで、私より長くPancakeSwapを利用している人もいます。彼らは普通の新規ユーザーとしてプロジェクトに関わり始め、プロジェクトに関与し続けて知見を増やし、今では他の新規ユーザーをサポートする立場になりました。このような好循環を増やしていきたいと思っています。

アドミンだけでなく、実は気付いていないだけでコミュニティ運営側に立っているユーザーはたくさんいます。NFTのコミュニティを立ち上げたり、自主的にゲームを開催したり、毎週独自のバーンレポートを書いたり、CAKE供給量の統計グラフを作ったり、Youtubeビデオを作ったり、チュートリアルを広めたり、テレグラムステッカーを作ったり、PancakeSwapに関するブログ記事を書いたり...紹介しきれません。

たくさんある非公式コミュニティグループのいくつかはシェフにも参加してほしいと言ってきますが、私はそのままのほうが良いと思っています。彼らにシェフのバックアップなんて必要ないし、シェフ管理下の印象が付くと彼ら独自の素晴らしい活動がつまらなくなるのではないかと懸念しているからです。

もちろんキッチンに対して非常に厳しい意見が寄せられることもあります。とても感謝しています。プロジェクトを見限るとたいていはトークンを売ってどこかに行ってしまいます。コミュニティ内で何が悪いのか、どうあるべきか声をあげるということは、まだプロジェクトを信じているからです。先ほども申し上げた「巨大なユーザーベースゆえの多様性」は難しい点ですが、できる限り多くのユーザーを満足させられるようキッチンは日々努力しています。

中には私に対し厳しく批判を寄せた後に謝罪するユーザーもいますが、その必要はありません。実は、1番厳しいユーザーはアドミンです。シェフとアドミンはいつもイチャイチャしているわけではないんです。彼らはシェフのためではなく「PancakeSwap」というプロジェクトのために働いているので、シェフを甘やかすことはありません。もしシェフがプロジェクトに対し間違ったことをしていると感じ取れば、あなたの想像以上に容赦なくシェフを引っぱたいてきます。

すごく長くなりましたが…私は、私たちはコミュニティをとても誇りに思ています。陳腐なコメントに聞こえるかもしれませんが、本当にそうなんです。みんな大好き♥

🦆: ユーザーが暗号資産の世界で生き残るために、最も重要なことは何だと思いますか？

🦆: 学ぶことです。
多くの新規ユーザーは、暗号はお金拾いで、インフルエンサーがすすめるトークンを買えばそれがムーンして、大金持ちになれると思っています。大きな間違いです。PancakeSwapは使いやすいユーザーインタフェース、低い手数料など、敷居を下げる努力をしていますが、それはリスクを理解しなくていいというわけではありません。インパーマネントロス、スリッページ、投資するかどうかの判断、IFOの仕組み、トークノミクス、セキュリティ、資産に対する責任はすべてユーザーにあることなど、知らなければならないことがたくさんあります。Learn to Earnとも言われますよね。

加えて、常に他人に親切にするよう心掛けてください。インターネット上では平気で乱暴な言葉を使う人がいますが、相手のほとんどはあなたと初対面です。現実世界で、初めて道で出会った人に詐欺師と叫ぶことはありませんよね。気を付けてください。

🦆: ここからはコミュニティから寄せられた質問にお答えします。

🦆: なぜPancakeSwapで働くことを選んだの？

🦆: パPancakeSwapを始めてから私の人生は変わりました。今まで気にも留めなかった世界情勢や経済ニュースに関心を持つようになり、この世界で新しい友達をたくさんつくりました。あまりにも楽しいので、この楽しいブロックチェーン技術・暗号資産というものを普及させたいと思ったんです。PancakeSwapは使いやすく、当時すでに「初心者向けの入り口」という立場を築いていたので、私の野望に利用することにしました。

🦆: パヌライNFTの背景を教えてください。

🦆: Hopsシェフはボランティアであるアドミンに対し何かしら感謝を表したかった、それが出発点です。最初はハンマーを使うアイデアがあったのですが、私は「アドミンはユーザーをBANする者」という印象を与えたくありませんでした。彼らの本来の仕事はユーザーをガイドすることであり、実際彼らはBANするよりずっと長い時間をユーザーへの説明に割いています。そこで「アドミンはユーザーがパンケーキを焼くのを手伝ってくれるスーパーマン/スーパーウーマンである」という印象にするため、マントと泡だて器を持った下描きを作りました。それをCecyシェフが素敵に仕上げてくれて、親切にも小さなアヒルを付け足してくれました。キッチンツールを持ち、マントを羽織り、地面にハンマーが落ちているのはそんな背景からです。

🦆: あなたの勤務時間はどうなっているの？寝ないって本当？

🦆: 働きたいだけ働いています。

🥟Bunシェフ: ええ、僕が経験上知る限り、その通り。

🦆: 勤務中欠かせないものは？

🦆: 温かいお茶ですね🍵 IFO中は必ず蜂蜜入りのミルクティーを飲んでいます。え、あなたはコーヒー党ですか？友達になれません。

🦆: コミュニティマネージメントの経験は以前からありましたか？

🦆: いいえ。いくつかのプロジェクトでアドミンを勤めましたが、仕事としては初めてです。私の専門は機械工学です ;-)

🦆: 1番仲良しのシェフは？

🦆: 同じくコミュニティマネージャー(CM)であるBunシェフとFranシェフです。コミュニティマネージャーシェフは今後も増える予定です。Bunシェフはキッチンの整理整頓が上手なので、数か月前からプロダクトマネージャー(PM)としても活動しています。

🦆: 他のシェフとよく喧嘩するって本当？

🦆: えーと、そうですね。コミュニティが求めるものと、プロジェクトとして達成すべき優先順位が異なることはよくあります。シェフはプロジェクト側に立つべきですが、私はコミュニティマネージャーとして主にコミュニティ側に立ちます。私はだいたい「私はあなたの意見を尊重してないわけではなく、あなたのが間違っていると言っているだけ」という態度で議論に臨むので、CMからPMに転向したBunシェフにとってはうさ耳の痛い問題だと思います。

🧉Franシェフ: Ninaは同じ時間に複数の場所にいることができるアヒルです。一時期(Bunシェフ参加前)、私はコミュニティの観点で彼女を唯一の味方と感じていました。いつもユーザーの声に耳を傾け、それをキッチンに運んでいます。Ninaは世界中の多種多様な場所から持ってきたアイテムを整理することが好きですね。そのおかげで、仕事もミーティングもいつも楽しいです。私は彼女から学ぶことが好きで、よく質問します。これからもいろんなQuack(*アヒルの鳴き声)が聞けますよ。

🥟Bunシェフ: Ninaは僕がキッチンに参加した時に導入過程を担当してくれました。一緒に働くことはとても魅力的な体験です。このアヒルはエンジニアバニーやビジネス開発バニーと一緒に仕事をしながら、いつも何か学んでいます。私たちはNinaから「Learn to Earn」精神について学ぶことができるでしょう。あなた方ユーザーの意見はキッチン内で、ふさわしいシェフに向けてはっきり大声で共有されていますので、ご心配なく。

🦆: 何か国語話すの？

🦆: 3つですね。個人的に去年からさらに2つ勉強し始めました。発音できるけど意味が分からないものと、発音できないけれど意味は分かるものです。*どの言語かは意図して伏せています。特定しようとするのやめてよね！

🦆: 自由時間はどのように過ごしていますか？

🦆: コロナパンデミック以前は旅行が趣味でしたが、今はPancakeSwap向けに何か楽しいことを企画するか、読書するかです。池のほとりに住んでいるので、そこでよくカフェラテを飲みながら本を読んでいます。今はMastering Ethereumのウン周目です。

🦆: タイムゾーンはどこなの？

🦆: これは他のシェフにすら訊かれます。よく飛ぶので、決まったタイムゾーンで働いていません。ここ6か月で4回タイムゾーンを変えました。

🦆: どうしてバニーじゃなくてアヒルなの？

🦆: アヒルのほうがかわいいでしょ

🦆: アヒル中毒になったのはいつ？

🦆: 覚えていません...子供の頃すでにアヒルが好きでした。実際に飼ったことはないけれど、ぬいぐるみは持っていました。アドミンの頃にはすでにアヒルでした。

🦆: PancakeSquadを持っている？

🦆: はい、持っています。ローンチイベントの早押しで買うことはできなかったので、マーケットで買いました。私のSquadはユニークバニーではないけれど、世界で1番かわいいです。たぶん全Squadオーナーがそう思っているよね。

🦆: シェフってお金持ちなの？

🦆: いいえ。夢を壊して申し訳ないけれど、すっごく普通の一般人たちです。

🦆: PancakeSwapは日本のプロジェクトなの？

🦆: いいえ。創業メンバーの中には日本に何らかの所縁があるシェフたちがいましたが、日本人はいません。

🦆: PancakeSwapは中国のプロジェクトなの？

🦆: いいえ。この種の質問はコミュニティでよくあるのですが、バニーたちは世界中から集まって来ていて、国籍およびタイムゾーンは様々です。キッチンで働くことは魅力的かつチャレンジングです。

🦆: どうして他のシェフたちは辞めたのでしょうか？何かドラマがあったのですか？

🦆: Hopsは自分が最高のパフォーマンスを発揮できていないことに気付き、Snowballシェフをキッチンに連れてきました。引継ぎをした後、彼は引退しました。他のシェフは、個人の夢を追いかけるため、健康管理のため、1年ぶりの休暇のため、コロナパンデミックの後家族の元に戻るためなど、異なる個人的な理由で去っていきました。2021年前半までのチームはPancakeSwap v1チームと呼べますね。

私はPancakeSwap v1チームに育てられたので、捨てられた気がしてともて悲しかった。SnowballがHopsより優れているわけがないという私の態度がキッチンの空気を悪くした自覚があります。

幸いなことにSnowballは目標に向かって転がるバニーなので、良い意味でこの空気を無視して、それまでのキッチンにはなかった新しく素晴らしいアイデアをたくさん持ってきてくれました。パートナーシップもたくさん予定されています。これらに関しては第1四半期のロードマップをご覧いただければと思います。PancakeSwap v2チームは今うまくまわっています。

🦆: さて、質問はあと2つです…PancakeSwapで実現したいことは何ですか？

🦆: 先に述べたように私は暗号資産の世界を持って広めたいと思っています。PancakeSwapを新規ユーザー向けの良い入り口でいさせ続けること、ベテランユーザーにとってはとり楽しく居続けられるようにします。Learn to Earnはトレンドワードのひとつですが、「稼ぐために学ぶ」はどの業界でもごく当たり前のことで何も新しくありません。しかし既存金融とはまったく異なる世界なので、ユーザーが楽しみながら学べるような工夫が必須です。

🦆: 何かユーザーに伝えたいことはありますか？

🦆: チームが完全に新しくなり、私たちはプロジェクト始まって以来はじめてのロードマップを発行しました。