ペチャクチャナイト宜野湾#17 登壇者7:桑江 濤尚(書家)

水澤 陽介
pechakucha ginowan
Published in
2 min readFeb 13, 2017
http://ryumon.co.jp/school/school/naha.htm

茅原書藝會(ちはらしょげいかい)所属。沖縄県文化功労者を受賞した茅原南龍のもと、約3000年続く文字を伝承する活動に取り組む。現在は、子供から大人まで書の楽しさを伝える活動をしている。日本書芸院二科審査員、読売書法展幹事、改組新第二回日展入選。

書道を生業にする人たちは、大きく「高校書道教諭」「書塾経営派」「伝統派」「前衛派」「書写書道教育派」「学者論文派」「メディア活用派」「大衆支持派」の領域に分かれている。そのなかで、古き良きを重んじる伝統派として、手書き文字の良さを伝えたいと桑江さんは話します。

茅原南龍作

「私たちのDNAには、古来から『手書き文字に魂が宿る』という共通意識があると思います。なぜなら、私の父母、叔父母、曾祖父母……数え切れないほどの歴史をまたいでもなお、父から子へと、文字は教えられてきた背景があるからです。書家としての文字(作品制作)に対する姿勢を聴いてもらいたいですね」(桑江)

手書きからパソコン、スマホ入力とシフトしつつある昨今。どのような姿勢で文字に向き合えばいいのか。たとえ書を知らなくとも、「結婚届はなぜ手書きなのか」などを文字の成り立ちから一緒に考えてみませんか。

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水澤 陽介
pechakucha ginowan

おきなわダイアログ管理人×フリーライターで沖縄カルチャーをお届けします。