OBSをインストールしたら最初にすること(配信用/Windows10)

kameneko
penguin-lab
Published in
5 min readMay 7, 2020

こんにちは、かめねこです。
気付いたらOBS Studioをインストールすることが何度かあったので、備忘録がてらタイトル通りOBS Studio(以下OBS)のインストール直後に変更する設定等をご紹介します。

前提

用途

勉強会の配信(オンライン/オフライン)やゲーム配信など。

環境

  • OS: Windows10
  • OBS: Version 25.08 (64 bit)

変更内容

自動構成ウィザード

このあとマニュアルで全部設定変更するので「いいえ」を選択

スタジオモード

画面右下の「スタジオモード」ボタンから有効にします。配信時に手元と配信を隔離するために必須です。

トランジョン時のシーン入れ替えを無効

画面中央のトランジョンボタン横の歯車ボタンから「トランジョン後にプレビュー/出力シーンを入れ替え」を無効にします。これが有効になっている場合、トランジョン時に自動的にプレビューと出力のシーンを交換してくれますが、私の場合はあまり役に立つことが少ないので無効にしています。

シーンリストをグリッドモードに

シーンウィンドウの何も無いところを右クリックして「グリッドモード」をクリックします。

以下のように、グリッド状に表示され、クリックしやすくなります。

ダブルクリックしてシーンを切り替える

設定一般 スタジオモード より「ダブルクリックしたときにシーンに遷移」を有効にします。

これにより、

  • シーンをシングルクリックした場合はプレビューに反映
  • シーンをダブルクリックした場合は出力に反映

となるので、配信時のスイッチングが非常に容易になります。

配信ビットレートを変更

配信時の映像ビットレートを変更します。設定 出力 配信 より「映像ビットレート」の値を任意の値に変更します。

YouTube Liveの場合、以下のドキュメントに推奨値が書かれています。1080p / 60fps の場合は 4500Kbps ~ 9000Kbps とあるので、最低でも4500にしておきます。なお、音声ビットレートも必要に応じて変更します。YouTube Liveの場合は128が最大なのでそれに変更します。

既定の音声デバイスを無効化

設定 音声 デバイス より全ての音声デバイスを「無効」に変更します。ここでは、「デスクトップ音声」と「マイク音声」を無効にします。

OBSは、デフォルトでは既定の音声出力デバイスと音声入力デバイスを規定のデバイスとして音声ミキサーに出力してくれます。しかし、シーンによって音声を切り替えたい場合などは、こちらではなく音声出力/入力キャプチャソースを利用するほうが直感的です。

デフォルトではこのように既定のデバイスが利用できるようになってる
デバイスを無効にすると空っぽに

新たに音声デバイスを追加したい場合は、ソースの「+」ボタンから各種音声キャプチャソースを選択します。

こうすることで、次のようにソースと音声ミキサーが同一の関係性になるため、直感的で分かりやすくなります。

出力解像度/FPSを変更する

配信時の出力解像度を変更します。設定 → 映像 より「出力(スケーリング)解像度」を任意の値に変更します。私は、多くの場合は1080pでの配信がほとんどなので、出力解像度を「1920x1080」。必要に応じてFPSを「60」に変更します。

終わりに

以上が、私がOBSをインストール直後に最低限行う設定です。ご参考に慣れば🙏

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kameneko
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PrometheusとかKubernetesとか物理、配信とかが好きなしがないエンジニアです。さくらインターネットという会社であれこれしています。ペンギンがとても、とても好き。