34歳の生き方

こくぼ
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2 min readApr 18, 2016

もうすぐ34歳になる。二十歳くらいの時に村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を読んでから、自分が34歳になったときのことをずっと考えていた。しかし二十歳の自分にとって自分が34歳になった姿をまったく想像付かなかった。最近あらためてダンス・ダンス・ダンスを読み返してみると、この物語は他の村上春樹作品よりも感傷的で説教臭いところを感じた。34歳とはそういう微妙な年齢に入っていく歳なんだなあ、と感じている。

ふりかえってみて

昔の自分は何を目指して生きてきたのだろう?思い返してみるとほぼ何も将来のことを考えてなかったと思う。目の前の仕事をよくすることをひたすらやってきた気がする。
ただ積極的にリスクテイクだけはしてきた。

  • 転職
  • 独立
  • 結婚
  • 育児
  • 住宅ローン

いずれも34歳までに必要な決断だったと思う。

特に自分自身に正直であるためにストレスを溜めない仕事選びをしてきた。目の前の仕事を必死に頑張りつつも、もうダメだと思ったらさっさとあきらめて会社を辞めていた。大事なポイントは自分が好きな仕事をするのではなく、やるべき仕事を選ぶことである。嫌な仕事でも自分の糧になるための仕事なら、襟好みせずにやってきた。

人生の岐路に当たる場面ではしっかり考えてやってきたつもりである。それに加えて家庭を持つことができたのも幸運だった。育児は大変だけど人としての営みを感じられる貴重な体験である。

ふりかえってみると、実績としては、そんなに大したことはできてないけれど、今後も自分なりに誇りを持てる仕事に取り組んでいきたいし家庭も守っていきたいと思っている。

これからの話。

まずはこれまで培ってきたものを伸ばす。開発プロセスについての知見やチームビルディングについての話。
それにプラスして、今後はプロダクトデザイン、ユーザーエクスペリエンス、UIデザインのスキルも伸ばしていきたい。
エンジニアとしてキャリアをつくってきたので、これからも(会社としても個人としても)モノをつくる立場でありたいと思う。

とは言っても会社(取引先)の利益のうえに個人のキャリアアップがくっついてくるものだと思っているのでそこは履き違えないように気をつけたい。そういう意味でもMisocaが無事にexitしたのはよかったと思ってる。

今後ともよろしくお願いします。

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