スピード!!スピード!!スピード!!

石川 大貴
THINK YOUR OWN HAPPINESS
4 min readJun 19, 2016

プロとアマチュアの違い、一流と二流の違いとは一体なんなのでしょうか?

それは、「時間の感覚」です。
つまり、”スピード”です。

楽天の企業理念にも、「スピード!!スピード!!スピード!!」という言葉が選ばれています。スピードとは「1時間あたりの生産性」です。経営者とサラリーマンは、全てにおいてスピードが圧倒的に違います。同じ1時間でも、その時間で生み出す成果量がまったく違うのです。

◆まず3割の完成度でいい

・スペックがめちゃめちゃ高い天才型の人

・元々のスペックは凡人だけど、スピードだけはやたらと早い人

この二者を比べた時に勝つのどちらだと思いますか?
短期で見れば前者ですが、長期的に見れば、勝つのは確実に後者の方でしょう。なぜなら、スピードが早い人の方が成長が早いからです。

起業の世界は特にそうですが、いくら天才であっても最初から”正解”に辿りつくということはまずありません。

どんな分野でも初めから100%の仕事ができるなんてまずない。
そうであるならば、勝つのは成長が早い人です。どんどん仕事して、どんどん学ぶ。それが最強なのです。

サラリーマンの中には、じっくりと時間をかけてギリギリまで粘ろうとする人が多いです。
「恥ずかしいものは出したくない・・」
「周りにすごいと思われたい!!」
そこには様々な感情があり、皆できるだけ100%の仕事をしたいと思うものです。しかし、時間をいくらかけてもクオリティーが上がるのはせいぜい10%とか20%とか、そんなもんだと思います。

むしろ、時間をかけ過ぎると仕事はダラけます。クオリティーが下がることもあります。

クオリティーが低くても、まず仕事を完成させる方が上です。

まずは完成度3割。その代わり死ぬほど超特急で完成させる。最初からクオリティーを考えすぎるといつまでもなかなか仕事が進みません。スピードを優先してまず完成させることが大切です。1度出来れば、そこからクオリティーをあげるのは、時間さえ取ればまた出来ます。

◆「スピード=成長の早さ」

実際にアウトプットしてみると、「あ、ここが間違っているんだな」とか、「もっとこうしたらいいんじゃないか」とか、どこをどう具体的に変えていったら良いのかなどが分かってきます。あるいは、これは完全に間違っていたからもうゼロから違う方向で考え直さなきゃダメだなということも分かります。

このトライ&エラーを高速回転させることが、一番学びが最大化されるのです。”成長が早い”というのは、そういう意味です。

じっくりと時間をかけて一つの仕事をしている人がいる一方で、隣では3割で良いからまず猛スピードで多くの仕事をこなすのです。これを積み重ねれば、生産性は天と地ほどに変わってきます。

物事の正解にたどり着くのが早いのは、結局スピードが早い人。

スピードが早い人は、どんどん成長していきます。
スピードが早い人は、周りにもスピードの早い人が集まってきます。
スピードが早い人とスピードが遅い人は一緒には仕事できません。
スピードの早い人が、成功する人です。

「スピードをいかにあげていくか」

プロフェッショナルになるにはこれをいかに考えて試していくかです。

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