真言宗のお坊さんのお話

先日、友人の紹介で450年続いている真言宗のお寺へお邪魔して、住職のお話を伺ってきました。このご住職、友人の以前の会社の上司で、ご退職後に住職を継がれたということなのですが、小さな頃から般若心経を手元で読んでいらっしゃった方で、住職のお言葉をおかりすると「娑婆(シャバ)のこともわかる大僧正」というとっても面白い、でもとっても偉い御坊様でした。既に84歳とご高齢でいらっしゃるのですが、立ち振舞はシャンとされていて、お昼にはお酒もご一緒させて頂きましたが、それは素晴らしい飲みっぷり。。。とっても魅力的な方でした。この方から伺った印象深い言葉をちょっと並べてみたいと思います。
「空(くう)」
真言宗の教えで一番重要なのは、この「空」だそうです。これは、空っぽであるということではなく、常にスペースを持って新しい事を吸収するだけの余裕を持ちなさいということ。既存の概念や、生活習慣など、いまあるもので心を一杯にせず、常にこの「空」というスペースをあけておき、新しいことを知る、学ぶ、体験する余裕を持てということ。これ、素晴らしいと思いました。
「同行二人(どうぎょうににん)」
これは、四国のお遍路さんが良く使う言葉のようですが、「いつでも弘法大師があなたと一緒に歩いている」という意味。もう少し深く解釈すると、「どんな辛い状況で孤独に思っていたとしても、弘法大師が横にいると思ってしっかり頑張りなさい」ということのようです。即ち、一人で頑張っていたり、孤独を感じる局面があったとしても、「必ず弘法大師が伴走してくれている」ので頑張れ!という事。これも深いですね。
「和を持って事にあたる」
仏教だけでなく、他教徒(キリスト教、イスラム教、などなど)が一同に介して今後の宗教についてお話をする機会があるそうです。そこでは教義の違いこそあれ、他人の信仰を否定することなく、それを認めて、全体としてどうするのが良いのかということをお話されるそうです。この時に和尚がお考えになっているのは「和を持って事に当たる」ということで、まず最初にこの「和」の精神をきちんと維持しておれば、無用な神経を使う必要もなく、争う必要もなく、ポジティブな方向に進めることが出来るということです。これは、「度量」でもあり「幅」でもあるのかな〜と思いました。
「子孫に美徳を残すな」
よく、先祖の誰々は偉かったとか、ご先祖様を見習いなさいとか、、、って話がありますが、あれはよろしくないと。それは、子孫に対して枠をはめる事につながるし、甘えを生むことにつながる。「しょーもないおじいちゃんだったなー」くらいが丁度いいと。確かに、その方が子孫は自由だし、むしろ越えようと努力するよな〜と思う。
「若者は手の皮が剥けるまでやるほうがいい」
私が自由に生きることを広めたいというお話をしたところ、このお言葉を頂きました。即ち、「死に物狂いの境地を知らない人には自由は理解できないだろう」という事。確かにごもっとも!なれど、僕は今日の若者は先人が理解できないフレキシビリティと思考を持っているので、最初から自由に好きにやればいいと思っています。要するに、自由でいることに一生懸命で、そこで直面する苦労に真摯に向かっていければ同じかなと。。。
「波動」
人間には波動があり、和尚ほどになると、面相、手相だけでなく、会ったときの相手の波動を感じられるのだそうです。今回は幸いにして「良い波動をいお持ちですね」と言って頂けたのは嬉しかった(笑)というお話。でも、これ僕もあるあるだと思いますね。初対面でエネルギー吸い取られそうな人がいるかと思えば、黙っていてもエネルギーほとばしる人もいますよね。
まとめ
僕は決して仏教徒でもなく、無宗教な人間なのですが(信じるとすればJack Sparrowかな〜)、友人から頂いた機会をオープンな心と好奇心を持って取りにいったお陰で、とっても楽しいお話を伺う事が出来ました。まさに、和尚がおっしゃる「空」があって良かったなーと思います。次回また機会があれば、「好奇心」と「空」の関係についてお話を聞いてみたいなと思っています。

