PlaySections: YouTubeからのインポートに対応
PlaySections version 4.0.0で、YouTubeからビデオを直接インポートして再生できるようになりました。耳コピや楽器の演奏、ダンスの練習などが今まで以上に簡単にできるようになりました。
YouTubeアプリ、WebサイトなどからビデオのURLをコピー&ペーストしてインポートします。PlaySections内でYouTubeのWebサイトを開いてインポートする方法も検討しましたが、インポートしたいビデオはYouTubeアプリ内で既に再生しているケースがほとんどだと思うので、シンプルにURLを入力する方法をひとまず実装してみました。
カメラロール内のビデオや、ローカルファイルの再生に比べると、残念ながら一部機能に制限があります。
対応している機能:
- 再生スピード変更(スローダウン、早聞き)
- ループ再生(リピート再生)
未対応な機能:
- ピッチ変更、EQ(イコライザ)、 FX(ボーカルキャンセル)
- セクションのサムネイル 画像
- オーディオ波形表示
- フルスクリーン再生、左右反転表示
- バックグラウンド再生
ビデオファイルに直接アクセスできないので、仕方がないですね。フルスクリーン再生は、既存の実装がYouTube再生の仕様と合わず、対応まで時間がかかりそうだったので、version 4.0.0では対応を見送りました。また、バックグラウンド再生はYouTubeの規約上認められていないので対応できません。
YouTubeの再生には、公式ライブラリ、youtube-ios-player-helperを利用しています。
タイトル、チャンネル名、サムネイル 画像の取得にはYouTube Data APIを使用しています。
今回、YouTubeに対応しようと思ったのは、以下のコメントを見たのがきっかけです。
以前からYouTube対応は検討していたのですが、youtube-ios-player-helperライブラリの更新が2016年から4年近く止まっていて、この先サポートされるのか不安だったので、対応せずにいました。
ところが、2020年に入ってから急にコミットされはじめ、WKWebView対応もされたことで、導入に踏み切りました。
ようやく最近CocoaPodsからもWKWebView対応バージョン(1.0)をインストールできるようになりました。
メンテが続きますように。