Laboratikは「働き方を変革することで人の創造性と生産性を躍動させること」をミッションとして、自然言語処理を介してSlackチャット中のやり取りを解析し、チームのエンゲージメント(関与度や熱意)を自動で見える化するサービス「A;」を提供しています。

働き方改革が各社で進行している中、チーム内のコミュニケーションや行動データを自動収集し、チームメンバー同士のエンゲージメントを可視化することで、強い組織を作るためのインサイトを提供するのがこの「A;」です。

リモートワークの導入をはじめとして、様々な「働き方」が増えると今までは会社という一つの場だったものが、複数になりコミュニケーションが多様化していきます。ツールの増加も多様化の一端を担っており、メールからSlackをはじめとしたコミュニケーションツールも導入する企業が増えてきましたね。

どんなツールなのか、どんなことができるのかはぜひLaboratikのBlogをご覧ください!HILLS LIFE に掲載されたCEOの三浦さんのインタビューがとてもわかりやすいです。

さて、今回三浦さんにBatch0でどんなことをしたのか、またPlug and Playのアクセラレーションプログラムを受けてみての感想を聞いてみました。

実は・・・三浦さんと私はGoogle時代の同僚なんです。同じチームにいた仲間で、こんな形でまた再開して関わることができるなんて!とひとしきり盛り上がりました。

2011年チームオフサイトの様子。この時カーリングを指導してくれたのは、実はカーリング男子日本代表の山口選手でした。

藤本:Plug and PlayのBatch0はどこで知ったんですか?

三浦:Tech Crunchの記事を読んだんですよ。(この記事ですね)早稲田のMBAのゼミで2013年にシリコンバレー行ったのですが、そこでPlug and Playに行って、日本に来たんだ!と。

藤本:起業されたのっていつでしたっけ?

三浦:2016年2月ですね。その後ピッチコンテストに何度か出て、プロダクトの準備を進めて2017年2月に「A;」をローンチしました。その後ピッチコンペなどもちょこちょこ上位に残れるようになったのですが、Tech Crunchの記事をみて今までやって来たことをぶつける良い機会だと。点と点が繋がった感じですね。

藤本:なぜPlug and Playだったのでしょうか。他にもアクセラレーションプログラムはあったかと思うんですが。

三浦:海外展開を考えているんですよ。日本国内だと海外展開をサポートするアクセラレーターって実はあまりなくて、そこができるところにだけ参加しようと思ってました。これまでは、香港のZeroth AI(米TechStars NY/Londonの元ディレクターが創設)というところと、Plug and Playのプログラムのみ参加しています。

藤本:日本に拠点を置きつつ、世界と繋がる入口がここ渋谷にある、というイメージでしょうか。

三浦:そうですね。拠点がたくさんあるのもいいですね。

藤本:Plug and Playは世界に11ヶ国26拠点ありますからね。

三浦:あとはアクセラレータープログラムは提供しているけど、投資はしていないというところが多いので、Plug and Playの場合、投資の可能性もあるというのはスタートアップとしては魅力的です。

藤本:Batch0で具体的に取り組まれたことってどんなことでしたか?

三浦:実はプログラムをただ受ける、というより機会を生かして機会を作ったというイメージです。Plug and Playの場合、大企業のパートナーと接する機会があるのが良いですね。大企業との連携するのにスピード感持って進められます。

VCと話す機会もありました。あとはTEDのスピーキングコーチが来てくれて、プレゼンの練習をすることも。

藤本:こんなことがあったらもっとよかった、というものは何かありますか?

三浦:そうですね、横の連携を取れる機会があったら面白かったかも。採択された21社は、国内外の企業様々なのでなかなか会う機会がなかったのが残念だったかな。LaboratikはPlug and Playのインキュベーションオフィスを使っていたけど、自分たちですでにオフィスを持っている企業も多かったし。

藤本:EXPO以外にもそういう機会があると、新しい刺激になりそうですね。ちなみに、どんな企業がアクセラレータープログラムを受けると良いでしょうか。ステージによって違いはありますか?

三浦:プロダクトがあると話がしやすいですね。せめてプロトタイプは必要かな。ステージとしてはアーリー、またはシリーズAの手前くらいだと新しい可能性が広がると思います。

藤本:Plug and Playは大企業とのパートナーシップの構築をサポートしているので、プロダクトがあると話が進みやすそうですね。

三浦:企業とのパートナシップ、そしてグローバル展開を考えているスタートアップはプログラムへの応募を考えてみてもいいと思いますよ!

インタビューの中で三浦さんが「VCは未来を予測する。スタートアップは未来を創る。」と言う話をしていました。Plug and Playはその未来を創るために様々なリソース、そして情報が集まる場です。

現在Batch1の募集真っ最中!Batch1では、日本でサポートする「IoT」「Insuretech」「Fintech」そして「Mobility」それぞれのカテゴリで10社ずつ計40社の採択を目指します。ちょっと話を聞いてみたい、応募ってどうすればいいの?と言う方はぜひお気軽にご連絡ください!

(下の方にお問い合わせフォームがあります)

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Ayumi Fujimoto
Plug and Play Japan Blog

Executive Director, CMO at Plug and Play Japan. Also working as a board of directors at at Will Work.