Open event report: The future of Insurance and Healthcare

Chang Li
Plug and Play Japan Blog
5 min readAug 26, 2019

高齢少子化、予防医療・テクノロジーが進歩する中、将来の保険のあり方はどんな形でしょうか。

8月7日にPlug and Play JapanのInsurtechチームとHardware&Healthcareチームによって開催されたイベント「The future of Insurance & Healthcare」には、事業領域の異なる50社から約150名の方々にご参加いただき、大成功を収めました。イベントはInsurtechとHealthcareの2部構成で開催され第1部の「Insuranceパート」では、高齢少子化、予防医療テクノロジーが進歩する中での将来の保険のあり方について、第2部は在宅医療や疾患早期発Age-Techについてピッチやゲスト講演が行われました。。

第1部はマーシュジャパン株式会社池田氏、ソフトバンク株式会社柏岡氏、MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社秦氏がSharing EconomyとP2P Insuranceに関してパネルディスカッションを行ないました。後半には観客からも金融庁の規制緩和などに関して質問があがり、なかなか集まらない大企業3社が保険の未来について活発に議論する貴重な会になったと思います。

パネルディスカッションの様子(左からPlug and Play 李, Softbank 柏岡氏, Marsh Japan 池田氏, MS&AD Holdings 秦氏)

その後のスタートアップピッチにはInsurtech領域の4社が登壇。

1社目の株式会社BrainCatは個人、企業を問わず誰でも保険や福利厚生などの組織を可能にする相互扶助組織構築サービスGojoについて、2社目のFrich株式会社は保険業法適用外となる小規模共済を活用し保険募集人が加入者を募集する際のP2P保険プラットフォームについて、3社目の株式会社IBは加入保険情報を見える化する保険簿について、そして最後の4社目のA10 Lab株式会社は慢性疾患や未病の方々がグループで励まし合うことで良い習慣を身につけていくサービスみんチャレについてピッチを行ないました。

株式会社Braincat 中村氏
Frich株式会社 富永氏
株式会社IB 窪田氏
A10 Lab株式会社 長坂氏

その後コーヒーブレイクを挟んで始まった第2部では、12月から京都で始まるPlug and Play Japanの新しいテーマである「Hardware & Healthcare」の責任者である高元の挨拶で始まり、京都にできたばかりのPlug and Play Kyoto 新オフィスに関しても紹介させていただきました。

2部のゲストスピーカーは慶應義塾大学医学部 精神・神経科 領域横断イノベーション精神医学研究室の田澤雄基先生。ご自身が医学部在学中にベンチャーを立ち上げた経験を踏まえ、未来の起業家が今後ヘルスケア領域でビジネスを開拓する上での細かい事業領域の選び方などをお話しいただきました。

田澤先生のスピーチは興味深くて分かりやすいと好評でした

その後のスタートアップピッチではヘルスケア領域の5社が登壇。

1社目の株式会社クォンタムオペレーションは糖尿病患者のための予防医療を、2社目のIcaria株式会社は病院に提供する癌のスクリーニングサービスを、3社目の株式会社Splinkは脳健康を定量的に測定するサービスを、4社目の株式会社Save Medicalは、日本初となる2型糖尿病患者向け医療機器アプリを、そして最後の5社目、株式会社Moffはリハビリ管理ツールについてそれぞれピッチを行いました。

最後はNetworking で様々なディスカッションが交わされました

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