バーチャルオフィスツアー!Plug and Play 本社内、ご案内します

Ayumi Fujimoto
Plug and Play Japan Blog
7 min readMar 27, 2018

先週はシリコンバレーにあるPlug and Playの本社を訪問してきました。実は1年半前に一度訪問したことがあったのですが、今回改めてオフィスツアーもしてもらったので、どんなところか皆様にもご紹介したいと思います!

シリコンバレーってどこ?

Plug and Playの本社オフィスは、Sunnyvaleというところにあります。

Sunnyvale(サニーベール)はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララ郡の都市です。いわゆる“シリコンバレー”を形成している都市の一つです。GoogleがあるMountain View、AppleがあるCupertino、FacebookがあるMenlo Parkなどもシリコンバレーの都市の一つですね。

Tech企業があるのが“シリコンバレー”、というイメージですがその名前の通りかつては多数の半導体メーカーが集まっていた場所でもあります。半導体の主原料はケイ素で、英語だと“Silicon”ですからね。Googleのオフィスも元はシリコングラフィックスのオフィスだったんです。(古い記事を発見!)

Plug and Play Tech Centerには2番目に多いのが日本企業パートナー

現在Plug and Playには、パートナー企業が約300社。入り口入ってすぐの壁にはこの写真の通り、たくさんの企業のロゴのパネルが! (こちらは企業パートナーたちのロゴ)。現在、日本企業はは39社が参加しているそうです。ちなみにスタートアップが約400社、そして約100社の大手企業がSunnyvaleのオフィスに入居しています。

Plug and PlayのSunnyvaleオフィスの入り口には他にも色々なものが。例えば受付の背面はこのようにスタートアップのロゴがぎっしり。これらの企業は「Successful Exits」として紹介されています。こちらでの“Successful Exits”は、IPOだけではなく企業買収も含まれます。この写真の中だと、social calendarという企業は、2012年3月にWalmartに買収されています。他にもGoogleやFacebook、Amazonなどに買収された企業が数多くありました。

また、多くのエグゼクティブもPlug and Playに来社しています。ここではきていただいた方々の写真とサインが。日本の企業もたくさんありました!

そしてPlug and PlayはVCとしての側面もある、とお話ししましたがベンチャーキャピタルが元々の始まり。右側の写真が投資のポートフォリオです。若いステージのスタートアップに投資するのがPlug and Playが実施してきたことです。これからもどんな企業がこちらに入ってくるのか、楽しみですね!

大企業とスタートアップが集う「公民館」?!

Sunnyvaleのオフィスは3階建ですが、1階と2階に企業パートナーが、そして2階にスタートアップが入居しています。「公民館的存在」という説明がありましたが、プログラムが走っている期間はまさにそんな感じなんだそう。

それぞれのカテゴリ(日本だとIoT、Fintech、Insurtech、Mobility ですね)ごとに企業が集まっているところもあれば、単体でオフィススペースを構えているところもありました。

例えばFintech(左側の写真)。ゴールドのパネルの企業が、Batchで応募した企業から採択する企業を選択する権限を持つパートナーです。

ちなみに、US本社ではより多くのカテゴリがあるのですが、Food&Beverage(食品カテゴリ)にはチョコレートのハーシーズで有名なThe Hershey Companyが参画しています。初期からのパートナーとのことなのですが、「我々はチョコレートを扱っているテックカンパニー」と話されているとのこと。

フードロスの問題も含めて、食品の×Tech(クロステック)はこれからますます注目されるところ。日本でもどのような展開になるのでしょうか。

まもなくショールームもOpen!Panasonicとの取り組みとは

日本を代表する企業、パナソニック株式会社もPlug and Playと取り組みを進めています。パートナーになっていただいてから6年目、USだけではなく日本でもパートナーになっていただいています。

1階になる事務所には、現在実施しているPoC(Proof of Concept)の様子も見ることができます。

PoCとは、日本語に訳すと「概念実証」。新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための簡易な施行、と定義されています。試作品(プロトタイプ)を作る前の段階で、アイディアの実現可能性を確かめるためのプロセスです。

例えばこちらは顔認証で年齢を把握するもの。USでバーに行ったことがある方は身分証の提示を求められた経験があるのではないでしょうか。(お店でお酒を買うときにも、ですね)これはそれを顔認証で実施するというもの。IDにも様々なものがあり、日本だと免許証で身分を証明できても元号(昭和・平成など)が通用せず買えなかった・・ということもあります。

そして2階には間も無くショールームができるとのこと。こちらで様々な取り組みを“体験”できるそうで、完成が楽しみです!

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Ayumi Fujimoto
Plug and Play Japan Blog

Executive Director, CMO at Plug and Play Japan. Also working as a board of directors at at Will Work.