圧倒的なユーザー体験を!保険管理SaaS「hokan」

Saori Nicole
Plug and Play Japan Blog
6 min readJul 31, 2018

こんにちは!コミュニティマネジャー のニコルです。

Plug and Play Japanでは、毎月採択スタートアップへのインタビューを実施しています。今月は、金融機関・保険代理店や被保険者向けの顧客管理・保険契約管理サービスを提供するhokanをご紹介いたします!

皆さん、ご自身の保険契約ってどのように管理されていますか?

生命保険や自動車保険など、様々な保険商品が存在する中、それぞれの契約情報や支払い状況を頻繁にチェックすることはなかなか大変ですよね。そもそも自分が月いくら払ってるかも覚えていない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

hokanは、様々な保険証券をデータとして一つのインターフェースで保管し、いつでも簡単にチェックできるSaaS(クラウド上で提供されるソフトウェア)を開発するスタートアップです。

特に被保険者がより良いサービスを受けるために、保険を提供する金融機関・保険代理店の営業員向けに、保険証券をグラフ化・データ化してより見やすく管理したり、AIを活用し適切なタイミングでの顧客訪問やフォローアップを提案したりすることで営業活動をサポートするサービスを提供しています。

また、年内には一般消費者向けに保険管理アプリのリリースを予定しており、被保険者と代理店がすぐに連絡を取れたり、営業員のキャリアや評価を比較できたり、などのコンテンツを入れていく計画とのこと。

今回のインタビューでは、CEO 小坂さんに、hokanを開発するに至った経緯やビジネス拡大のポイント、今後の展望などについてお話を伺いました!

CEOの小坂直之氏

ニコル:なぜ、hokanを開発しようと思ったのですか?

小坂:前職で保険代理店をやっていたんですが、UXを高められる経営・顧客管理ツールがあまりないことを感じていて。それも、良質なUI(ユーザーインターフェース)のSaaSが必要だとずっと思っていました。hokanの強みは、ユーザーにとって圧倒的に使いやすいことです。誰でも簡単に情報を整理して、引っ張ってくることができる。まずは営業員向けに、顧客情報を一括で整理し営業活動を提案できるインターフェースを作って、月々1,980円という価格で提供しています。

ニコル:会社で導入するSaaSとしてはリーズナブルですね。今は導入先として日本市場をメインに見ているのですか?

小坂:僕たちは元々日本市場よりも、香港、韓国、インドネシア、ベトナムなどアジアの市場をターゲットに見ています。こうしたSaaSが伸びている市場ですし、日本という国に対して(あるいは日本企業に対して)ある程度リスペクトもある。僕らのサービスが定着しやすいと思うんです。

ニコル:海外展開を見込んでいるということですが、hokanのサービスが拡大するために重要だと思われるポイントは何でしょうか?

小坂:まず導入先となる保険会社と連携すること、そしてUXの高さという観点で被保険者に選ばれるサービスにすることです。hokanと比較すべきなのは保険商品ではなくて、AmazonとかGoogleとかのUIです。hokanは非対面のサービスですが、hokanを使って営業活動している営業員と被保険者の交流を通して、hokan自体に対面のような温もりのあるUXという価値を付与していく。将来的には、保険業界で働く営業員にとって、顧客から高いUXを得るためにはなくてはならないサービスにしていきたいんです。

ニコル:今後増やしていきたいコンテンツはありますか?

小坂:お客さんのために、営業員が知識やノウハウを貯蓄できるようなサービスコンテンツをどんどん増やしていきます。hokan=「保管」「補完」ですから。データを蓄えて提案するだけでなく、営業員のトレーニングツールとして、営業員が足りないと感じているサービスをどんどん補えるツールにしていきます。それを通して、被保険者の高いUXを実現していきます。

ニコル:被保険者に寄り添うサービスにするために必要なものを補完していく。面白いですね。

ニコル:なぜ、Plug and Play JapanのBatch1に応募いただいたのでしょうか?

小坂:日本では保険×テクノロジーのInsurtechってようやく広まってきたところだと思うんです。でもシリコンバレーではすでに多くのInsurtechスタートアップがいますよね。この分野に特化した支援実績のあるアクセラレーターこそPlug and Playだと思って。このブランド力を借りられるのは他にはないメリットですね。あと、やっぱり海外のInsurtechの情報がPlug and Playに集まるじゃないですか。自分たちに足りない情報を、こうしてPlug and Playを通して得ることができる。情報のハブとなっていると思います。

ニコル:3ヶ月間のプログラムで達成したいことはなんですか?

小坂:企業との何かしらの連携ができたらいいなと。すでにいくつかの大手企業との面談も予定しています。あと、自社のPRができるといいです。Plug and Playを通してメディア露出も増やしたいですね!

hokanのサービスについてもっと知りたいという方は、ぜひ株式会社hokanのWEBサイトをご確認ください!30日間無料利用もできるので、必見です!

Plug and Play Japanでは、引き続き12月スタートのBatch2の応募を受け付けています。

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