BLUMGI:インディーゲーム開発者として、2年で1億人のプレイヤーを獲得したウェブにおける道のり

オフィスからキッチン、そしてビーチへ — ゲームスタジオでのフルタイムの仕事から、ソロのインディーゲーム開発者としての成功を見つけるまでの私の物語!

Poki for Developers
Poki
Oct 27, 2023

--

2周年記念の統計データ

アニメーションとゲームの分野で15年間働き、素晴らしい仲間たちと共同制作したモバイルゲーム(Stickman HookDrag’N’BoomKing Tongue…)で成功を収めた後、ある疑問が私の頭を次第に占めるようになっていた:

誰の許可も得ることなく、自分のゲーム制作に取り組むことができるとしたらどんなものだろうか?好きな場所で仕事ができるとしたら?好きなように時間を管理できたら?私の選択のために家族が不自由しないだけのお金を稼ぎながら達成することが可能だろうか?

私は安定した仕事に就いていたし、非常に才能のある人に囲まれて働けていた。

課題は以下のようだった:

> いつもチームで仕事をしている私に、AからZまでのゲームを自作することができるだろうか?

> マーケティング予算もなく知名度もない私が、プレイヤーに自分のゲームを知ってもらうには?

> クリエイティブサイドと付随的なタスクの両方を一人で管理できるだろうか?(マネタイズ、QA、マーケティング、UA)。
> 貯金を使い果たす前に、自分のゲームで十分な収益を得られるだろうか?

私にとって、これらすべての疑問に対する答えがPokiだった。

Pokiとの出会い

私が初めてPokiのことを知ったのは、友人のコリン・レーンを通じてだった。彼は当時、独立系のモバイル開発者で、私がとても尊敬していた人物だった。彼のモバイル開発は順調で、私の知らないウェブプラットフォーム(Poki)にゲームを移植し始めていた。彼は個人的にも金銭的にも、このコラボレーションにとても満足しているようだった。

私がMadboxで共同制作した『Stickman Hook』がモバイルで爆発的にヒットしたとき、私はTwitterを通じてPokiのヤープと連絡を取り、ウェブ市場についてもっと知ることにした。Madboxの別のチームがHTML5の移植を行い、ゲームはすぐにPokiで成功を収めた。Madboxはその後、同社のカタログから他のゲームをこのプラットフォームに移植し始めた。

3年後、サラリーマンを辞め、小さなゲームスタジオを立ち上げると決めたとき、私には熟考した戦略と計画があった:

私の強みは、ゲームのアイデアを簡単に思いつくことと、アニメーションやゲームでの経験から得たテクニックを発展させることであり、非常に迅速に実装することができるため、プレイヤーからの信頼も厚かった。課題を認識するところから、制作完了するまでの時間の比率が効率的だったのである。

新規の、大がかりではないにしても楽しくて、美しいゲームのカタログを素早く作りながら、古いゲームが時間をかけて収益を上げ続けることができれば、いつかは自分に給料を払えるだけの収益が蓄積されるだろう……それまで貯金が持つことを願って。

私は優秀なプログラマーではないし、飽き性なので、技術的にはシンプルを保ちながら、いくつかのゲームにリスクを分散させることにした。複数の小さなゲームを制作することで、新しいアイデアを頻繁に試すことができるし、技術的にも進歩していると実感できるのでモチベーションも保たれる。また、ゲーム同士を補強し合うような方法も考えた。ゲーム間のリンクを作り、プレーヤーが1つのゲームを発見すると、他のゲームも発見するようにしたのだ。

ただ、自分のクリエイティブダイナミクスをよくイメージすることはできたが、どのゲームプラットフォームで始めるかはまだわからなかった:

> モバイルだろうか?飽和状態で、単独で知名度を上げるのは非常に難しそうだ。

> Steamかコンソールは?いや、経験がない。この市場を一から学ぶ時間を取るにはリスクが高すぎるだろう。

では、なぜPokiなのかを説明しよう。

Pokiとの仕事

彼らのサイトでは、私がよく知っている市場であるモバイルゲームの移植が多く見られた。彼らは多くのプレイヤーを抱え、使いやすいマネタイズシステムを持ち、ゲームプレイを占領しない広告でプレイヤーを尊重していた。Madboxはこの3年間、Pokiとのコラボレーションに喜びを感じ、私は時間をかけて信頼関係を築けるパートナーを探していた。まさにぴったりだと感じた。

私はPokiに手紙を書き、アムステルダムの彼らのオフィスに会いに行けないかと頼んだ。人として、そしてビジネスクライアントとして、私たちが折り合うかどうかを確かめるのに、それに勝るものはない。数週間後、私はつたない英語力をもってオランダに降り立った。到着したのはランチタイムで、私はチームのテーブルに招かれた。私たちはすぐに意気投合した。

一緒に仕事をするようになってもうすぐ2年になる。私はゲームを作り、彼らはそれ以外のことをし、私たちは収益を共有している。これを書いている今、私はPokiで6つのゲームをリリースし、世界中のプレイヤーに楽しんでもらっている。私のゲームは現在1億回以上プレイされ、私が快適に生活できるだけの収入を生み出している。私は、定期的に信頼する素晴らしいPokiチームを訪問し、彼らのためにゲームを作る開発者のコミュニティにも参加させてもらっている。相互扶助の形が出来上がっているのである。

Steamやモバイルの開発者に会うと、私がこんな小さなゲームを作って生計を立てていることに驚かれることも多々ある。私の新規事業戦略はうまくいったのだ。私の最古参のゲームは、私が毎日システムをアップデートしなくても、世界中でプレーされ続けている。私が新しいゲームをリリースすると、そのゲームは他作品からの推移の恩恵を受け、カタログ全体が新しいプレーヤーを獲得することができる。時間が経つにつれて、私のゲームの総プレイヤー数は増え、私の収入も増える。リリースするゲームが多ければ多いほど、このダイナミズムは加速するのである。

今日のウェブは、インディーゲーム開発者にはあまり知られていない。独自のルールを持つゲームプラットフォームであり、オーディエンスを理解し、技術的な制約を克服する必要がある。しかし、私はウェブを、革新の余地がまだたくさんある、探検するための素晴らしいプレーグラウンド(遊び場)だと考えている。成功する方法はひとつだけではない。Pokiでは、定期的なアップデートを伴う3DマルチプレイヤーオンラインFPSや、私のようなシンプルで小さなアーケードゲームなど、さまざまな成功したゲームが共存している。

Pokiとの協業によって、私が作ったゲームを受け入れてくれるプレイヤーたちと繋がれたことは、非常に幸運だった。さらに、各ゲームの間で資金繰りをする必要がなく、私が最も好きなこと、つまりクリエイティブに集中できるという利点は大きかった。

「Blumgi」ゲームのサムネイル

未来

私は Blumgi を群島に例えるのが好きで、各ゲームは島であり、海の中で並ぶによってその姿はより大きく、より目に見える形を作り出している。

これからの数年間で、小さな島から大きな島まで、時には一人で、時には尊敬する人たちと協力して、私の群島に新しい島を増やしていきたい。プレイヤーにとってもゲームメーカーにとっても、探検するのにいい場所を作るのが目標だ。

ゲームプラットフォームとしてのウェブが今後数年でどうなっていくのか、とても楽しみであり、Pokiと一緒に探検家の一員になれることを楽しみにしている。

購読いただき、ありがとうございました。

すべてのBlumgiゲームをここでチェックする 🏝

ここでPokiとゲームを共有する 📃

Pokiでプレー 🕹️

--

--

Poki for Developers
Poki

Poki’s blog on game development, culture, and engineering